夏場のUBC商戦、発生増の時期に300円超のメーカー買値――「ここまでくると投機や仮需」
2025/07/18 00:18
発生増の時期にも関わらずUBCが、夏の鉄火場相場となっている。メーカーがアナウンスする買値は、置き場で306円もあり、運賃も合わせれば、メーカーの採算が合うか疑わしい取引も見られる。異常相場の背景には、輸出だけでなく、アフターコロナによる家飲みの減少や若者のアルコール離れ、製品ベースでのアルミ缶の値上がりによるペットボトル採用の動きなどがあり、「今年は、例年に比べ発生薄に拍車がかかっている状況」(複数問屋筋)との声が挙がっている。これに缶メーカーのCAN to CANの取り組みも相まって、UBC相場は、予測不能な展開になってきた。
関連記事
- 2025/07/17 アサヒセイレン、大型投資へ――中部で140億円 シェア拡大目指す
- 2025/07/16 NJT銅管の石黒社長に聞く、成長戦略と現在の銅管市場
- 2025/07/16 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#13 関税の懸念残しながらも先高観のある相場展開
- 2025/07/16 BIR最新非鉄金属レポートで読み解く、各国の地域動向と業界課題
- 2025/07/16 2025年5月アルミ再生塊輸入統計分析 数量は前月から減少、累計では前年超え維持
- 2025/07/15 中国GDP5.2%増 4-6月、不動産不況止まらず、米関税で製造業が不振・指標一覧
- 2025/07/15 JST ジェットエンジン向けタービンブレードの低コスト量産技術の開発に目処
- 2025/07/15 2025年5月の国内アルミ脱酸材生産 前年同月比8.14%増の5,325トン
- 2025/07/15 アルテミラグループ アルミ缶リサイクルプラント増強――投資額5億円 脱炭素に弾み
- 2025/07/14 2025年5月 アルミスクラップ輸出統計分析 アルミ合金スクラップは、累計数量・金額とも大幅前年割れ続く