環境省はこのほど、「令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業(うちスタートアップ企業に対する事業促進支援事業))」で、間接補助事業の選定結果を発表した。採択されたのは①ESREE Energy株式会社(省スペース型の圧縮CO2エネルギー貯蔵開発に関する実証事業)②アルハイテック株式会社(アルミを原料とする水素火力発電所に関するFS事業――の2件になる。
同事業は、スタートアップを主した中小企業等が取り組むエネルギー起源二酸化炭素の排出抑制に役立つ研究開発事業を支援し、新規産業の創出・成長を促すことにより脱炭素社会の実現を目指すことを目的としている。
2023年6月12日から7月14日までに応募があった案件について、執行団体である(一社) 静岡県環境資源協会が審査した。その結果、エネルギー起源CO2排出削減に資する技術シーズの事業化検討に必要なF/S(実現可能性調査)、PoCを行う事業として、2件が採択されたという。
(IRuniverse G・Mochizuki)