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JX金属や愛知製鋼が自社技術をPR―TECHNO-FRONTIER 2024②

2024/08/01 17:26 FREE
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JX金属や愛知製鋼が自社技術をPR―TECHNO-FRONTIER 2024②

 東京ビッグサイトで7月24~26日に開催された「TECHNO-FRONTIER 2024」を含む複合展示会(日本能率協会主催)では、JX金属や愛知製鋼など金属関連企業も数多く出展し、その技術力や実績をPRした。

 

 「TECHNO-FRONTIER」は、メカトロニクス、エレクトロニクスや関連する専門領域の最新技術と製品が展示されるアジア最大級の専門展示会。幅広い製品・技術の展示紹介と、最新の技術動向が学べる技術シンポジウムが同時開催されるイベントとして高い支持を得ている。今回は前回比8%増の3万6630人が来場した。

 

 JX金属は、3D成形可能な電磁波シールドシート「Mighty Shield®」を中心とした製品を紹介した。樹脂フィルムと銅箔から構成された複合材のため非常に軽量で、幅広い周波数領域のノイズを抑制することが可能となる。様々な形状に成形することができ、ノイズ発生源全体を隙間なく覆うため、EV自動車やドローン用の部品など幅広い製品への適用が期待される。高い放熱性も特徴の一つ。

Mighty Shield®適用例

 

 青山特殊鋼ブースで製品を展示した守屋刃物研究所(島根県安来市、守谷吉弘代表)は、需要が高まる積層モーターコアの性能を訴求した。Fe基アモルファス合金や飽和磁束密度の高いパーメンジュールの薄板を積層・接着したモーターコアを出品し、高効率化やトルク向上への提案を行った。

積層モーターコア(パーメンジュール)

 

 「TECHNO-FRONTIER」と同時開催された「メンテナンス・レジリエンスTOKYO」では、国内ステンレス形鋼のトップメーカーである愛知製鋼がブース出展。ステンレス鉄筋コンクリートバー「サスコン」などを展示した。普通鉄筋と比べコストが大幅に増加するステンレス鉄筋ではあるが、その性能が評価され、採用実績も徐々に増加傾向にあるようだ。屋外環境での塩害に対する耐久性に優れるオーステナイト系ステンレス鉄筋や、素材自体が耐久性に優れるフェライト系ステンレス鉄筋など用途に合わせたラインアップを揃えている。

ステンレス鉄筋コンクリートバー「サスコン」

 

関連記事:TECHNO-FRONTIER 2024①(モータ関連中心)

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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