経済産業省は25日、CPs(サーキュラーパートナーズ、通称:シーピーズ)のサーキュラーエコノミー情報流通プラットフォーム静脈サブWGの報告会をオンライン併用形式で開催。RMP(リサイクルマネジメントプラットフォーム)の検討状況を報告した。
RMPは静脈業界におけるデータ連携・利活用を促進するためのシステムで、①動脈側から静脈側へ、再生材の要求仕様を伝える②静脈側プロセスを通じて、廃製品や処理方法・処理結果に関する情報を連携する③静脈側から動脈側へ、再生材の使用に資する情報を伝える――ことを目的として具体的な仕様の検討が進められてきた。

(事務局公開資料から引用)
現在は業務フローの概要まで固まってきている段階。フローの起点としては動脈側が要求仕様を提示し、再生材製造事業者が再生材製品仕様に応じて回収したい製品・部品(再生材要求部品)を特定することを想定している。また、実際に廃製品が搬入されて以降のプロセスでは、「有害な物質を含む部品の確実な排除や、再生材の原材料となる特定の部品の仕分けと重量のトレサビがポイントとなる」と報告された。

(事務局公開資料から引用)
一方で解決すべき課題も多い。同WG主導で実施されたヒアリング調査では同システム運用における経済性が成り立つか否かという懸念が多く寄せられたようだ。静脈企業からは現時点において再生材の価値は高くなく、現時点でも採算的にギリギリであり、システム対応に伴う人材確保や投資は難しいといった声も上がっている。また、動脈企業に再生材のコストアップに対する動機が弱いことも大きな壁といえる。
今年度の残り期間は、RMPシステム要件やビジネスモデルの案を検討し、次年度PoCの検証内容を整理する方針だ。
(IRuniverse K.Kuribara)