2026/01/05 12:39
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2025年、世界のレアアース市場は奇妙な熱狂に包まれていた。トランプ関税を起点とする米中貿易摩擦の再燃は、資源という本来は地質と技術の世界で語られるべきテーマを、一気に政治のディールへと引きずり出した。ウクライナのレアアース、グリーンランドの資源開発といった、現実性よりも話題性が先行する案件までが相場を賑わせ、レアアースは「掘る前に語られる資源」の代表格となった感がある。日本においても政権交代の文脈の中で、南鳥島案件が米国との合意書に象徴的に書き込まれるなど、政治的演出が先行した。しかし、資源貧国である日本の未来を占う上で必要なのは、喧噪から距離を取り、足元の現実を静かに見つめ直す作業である。
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