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日仏、レアアース共同調達で行程表作成へ 1日に共同声明、精製工場向け原料を確保

2026/04/01 12:10
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日仏、レアアース共同調達で行程表作成へ 1日に共同声明、精製工場向け原料を確保

 フランスのマクロン首相が3月31日に来日した。4月1日に予定の日仏首脳会談と日仏共同声明では、レアアースなど重要鉱物の安定供給に関するロードマップ(行程表)を策定する見通しだ。日仏両国はフランス南部で、レアアースの精製工場を共同で建設中。今回の会談を通じ、この工場向け原料の調達を具体化するとみられる。

 

■経産相や外相も会談、レアアース調達を具体化へ

 

 毎日新聞などの一般紙が4月1日までに伝えたところによると、同日の高市首相とマクロン仏首相との会談では、重要鉱物に関する工程表に基づいて、供給網の多様化や安全性に貢献することを確認する。中国を念頭に「重要鉱物に対する輸出規制は重大な悪影響を及ぼす可能性がある」との懸念を盛り込むとも伝わった。

 

 一方、中日新聞によれば、赤沢亮正経済産業相は4月1日、経産省でレスキュール経済・財務相と会談し、レアアース(希土類)の供給やスタートアップ(新興企業)の育成について、相互支援を確認する文書に署名した。

 また、G7外相会合に出席するためフランスを訪問した茂木敏充外務大臣は3月26日、ジャン=ノエル・バロ仏外相と会談。安全保障・防衛や経済安全保障を含む幅広い分野で、日仏関係を更なる高みに押し上げていくことで一致していた。

 

日仏外相会談

(出所:外務省ホームページ)

 

■26年末稼働予定、ジスプロシウムやテルビウムを生産

 日仏両国は南西部・ピレネー・アトランティック県のラック工業団地内に、レアアース工場を建設中だ。2000トンのリサイクル磁石と5000トンの原料鉱石からジスプロシウムやテルビウムといった重希土類を精製する。2025年3月の発表時では、将来の日本需要の2割相当とされる長期供給契約も締結した。

 

プレスリリース:日仏両政府が連携し、フランス共和国内の重レアアースプロジェクトを支援します (METI/経済産業省)

関連記事:JOGMEC、仏レア―ス精錬リサイクルパイオニア事業へ1億ユーロ投資

 

日仏共同レアアース精製工場の概要

 

(出所:経産省発表資料)

 

 報道によれば、この工場は2026年末に稼働予定。今回の首脳・閣僚会談では、工場で使われる原材料のレアアースを共同調達することで一致したという。アジアや南米などに調達先を広げ、供給網を多角化する。新たな重要鉱物の共同投資プロジェクトについても検討し、両国で会合を開催すると伝わった。

 

(IR Universe Kure)

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