富士精工(愛知県豊田市、森誠社長)は14日、既に発注済みのタングステンパウダーが、年明け以降中国通関にて停止しており、「現時点では輸入再開の目途が立っていない状況」だと発表した。従来の仕入先に加え、代替となる超硬素材の調達に努めているが、安定供給に必要な数量を確保できる確約には至っていないという。
同社は超硬素材の調達が困難な状況になると、納期遅延、新規受注制限といった製品供給への影響が想定されると分析している。また、超硬素材の価格は今後も高騰することが予想され、安定供給のための素材調達ができたとしても原材料費の上昇は避けられず、販売価格への価格転嫁の進捗状況によっては売上高、営業利益への影響もあると危惧している。
なお、現時点では影響額の算出は難しく、同日公表の決算短信にて発表した業績予想には影響額を織り込んでいないが、超硬素材を原材料とするドリル、リーマ等切削工具において、連結売上高の約30%の事業規模での影響が見込まれるとしている。業績への影響は、金額が判明次第速やかに開示予定。
※サムネイル画像は同社ホームページより引用
(IRuniverse K.Kuribara)