米鉱物探査のガーディアン・メタル・リソーシズ(Guardian Metal Resources PLC)は5月13日、上場するロンドン証券取引所で、「米ネバダ州の旧鉱山で広範囲からタングステンの採取が可能だと分かった」と発表した。発表を受け同社の株価は急騰。資源枯渇感の強いタングステンの供給への期待が高まっている。
■1916年発見の鉱山の尾鉱にタングステン

タングステンが見つかったのは、ネバダ州南中部の「テンピュートタングステンプロジェクト」。ここはかつて「エマーソンタングステン鉱山」と呼ばれ、1916年に発見、1980年代に断続的に採掘がおこなわれていた。今回は、この鉱山の尾鉱部の「広範囲にわたる地表にタングステンが存在することが確認された」(ガーディアン幹部)という。
具体的には、同社はタングステンやその他の金属を回収する可能性がある尾鉱の表面積を約550エーカー(2.23 km²)と評価。これに伴い、同社の鉱物権を拡大し、この尾鉱の全範囲を確保した。土地管理局とネバダ州環境保護局の承認を得た後で、6月にも環境評価やタングステン資源の潜在力の評価につながる掘削に取り掛かりたいとしている。
発表を受け、ガーディアンのロンドン株式市場での株価は5月13日に1株当たり240ポンドと前日から19%上昇した。
過去1週間のガーディアン株の推移

(出所:ロンドン証券取引所)
■韓国の休眠鉱山も再開 APT価格は横ばい続く
タングステンは資源枯渇感が強く、特に中国が輸出規制を続けることで流通が欠乏する西側諸国は、古い鉱山の見直しに取り掛かっている。カナダ資源のアルモンティ・インダストリーズ(Almonty Industries)は3月、韓国の休眠鉱山だった上東タングステン鉱山の再開を発表した。
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タングステン価格は過去最高値圏にあるが、中国の鉱石価格が下落に転じるなど変調もみられる。ベンチマークであるAPT価格は横ばいが続く。
過去3か月間のタングステンAPT価格と中国鉱石価格の推移(EU Free market)($/MTU)(Wo
