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BIRコンベンションwebinar#4 トムバードBIR会長とBMRAスージー氏によるリサイクル論談

2020.10.20 13:45

 BIRの国際貿易協議会の会長であるEverwell Resources Ltdのマイケル・ライオン氏から、COVID-19の状況下で世界のリサイクル協会が直面している課題をより深く理解するために有用だとして、BIR会長のトム・バード氏と英国金属リサイクル協会(BMRA)のスージー・バラージ氏との議論が紹介された。

 

 

◆トム・バード氏

 同氏は、BIR の価値は大会にだけであるはなくその裏で行われている活動を会員が理解していくことにあるのだとする。コロナウイルスの危機が始まって以来、BIR は全国の協会との定期的なオンライン電話会議を開催し、会員のビジネスに直接関係する問題についての情報を会員に提供するためにMirror 出版物の作成を継続してきた。「パンデミックがあろうとなかろうと、BIR はあらゆる面で業界のために懸命に戦い続けているのだ」と同氏は強調する。

 

 また、特に国連やOECDを含む国内、国際、超国家レベルでリサイクル業界全体の利益を守るための絶え間ない擁護活動が継続していることに触れ、この成果として、「業界全体に影響を与える決定がなされる際には、リサイクル業者の声が考慮される」ことが確実になったのだ」と述べた。

 

 また、リサイクルに関連するBIRの統計観測所が増え続けていることや、グローバル・リサイクル・デー・イニシアチブの立ち上げにBIRが中心的な役割を果たしていることなどにも触れた。

 

 業界での豊富な経験を持つ同氏は、この状況下で中小企業の多くが信用保険に加入できないか、加入できたとしてもコストが法外に高いことを指摘。これからすべての企業が何らかの形で影響を受けることになるだろうが、その中でも特に多額の負債を抱えている企業にとって厳しい状況となるだろうとした。

 

 マクロ経済的には「来るべき悪いことがたくさんある」ことが示唆されているとし、いくつかの企業は「単に消滅するだけかもしれない」と主張した。一方で、リサイクルへの再投資は経済が回復し始めたら迅速に回転していくだろうと加えた。

 

 

◆スージー・バラージ氏

 同氏は家族経営の4代目としてBMRAの会長を務める他、BIRの非鉄金属部門の役員、英国のBIRアンバサダー、欧州リサイクル産業連盟の会計係、欧州金属貿易・リサイクル支部の会長も務める。

 

 同氏は自身が経営するBMRAについて触れ、BMRAでは近年会員数が大幅に増加しているがその背景として、ソーシャルメディアの積極的な活用やリサイクル産業の見習い制度などの革新的な取り組みも一因となっているとした。

 

 また同氏は、現在の厳しい環境下では協会のメンバーシップと世界中の他の協会との定期的なコミュニケーションが特に重要だと指摘した。

 

 同氏はBrexitについて、解決すべき重要なポイントとしてVAT責任と届出可能な廃棄物の出荷を挙げた。しかし、Brexit後の英国は、生産するスクラップの4分の3をすでに輸出している国であるため、EU外へのリサイクル品の流出を防ぐために持続可能性の議論を利用しようとする欧州の消費者の動きから恩恵を受ける可能性がある、という点でLion氏の意見に同意した。

 

 また、循環型経済のコンセプトについてはリサイクル業界が把握しなければならない「贈り物」と称賛した。「一般市民は今、リサイクルについての知識に飢えている」と述べ、ソーシャルメディアは「私たちが意識を高め、循環型経済の重要な要素であることを示すための素晴らしい方法だ」と付け加えた。

 

 リサイクル業界に対し、グリーンな公共調達とリサイクルコンテンツの目標を義務化し、「他の人の問題を私たちに押し付ける」のではなく、エコデザインをより重視することを引き続き求めるとした。

 

 

(IRuniverse usami)

 

 

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宇佐見聖果

 

個人投資家向けリサーチ会社の客員アナリストとして上場企業へ訪問取材及び執筆を行う他、複数の受託先において主に株関連ライターとしても活動。私生活では2人の小学生の母として奮闘中。

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