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日本冶金工業とナストーア、製造した二相ステンレス鋼溶接鋼管が電源開発地熱発電設備に採用

 当社の二相ステンレス鋼 NAS 64(SUS329J4L:25Cr-6.5Ni-3.3Mo-0.17N)を素材として、グループ会社のナストーア株式会社(以下ナストーア)が製造した溶接鋼管が、電源開発株式会社(以下 J-POWER 殿)が運営する鬼首(おにこうべ)地熱発電所に採用された。(約 110 トン)

 

 地熱発電は、火山地帯の地中深くから噴出する二相流(蒸気と熱水)から取り出された蒸気を使用して発電するシステムで、天候に左右されず、年間を通して安定的な発電が期待できる純国産の再生 可能エネルギー。J-POWERは宮城県大崎市で 1975 年以降 40 年以上にわたり鬼首地熱発電所の運転を継続されているが、この長期にわたる運転実績と知見を活かして、最新設備への更新工事を実施中。(2023 年運転開始予定)

 

 地熱発電の生産井(せい)から取り出される二相流、特に熱水は様々な化学種を含み、また高温で流 速を持つので、地熱発電所で取り扱う流体の中で最も腐食性が高いもの。同社の二相ステンレス鋼を用いてナストーアが製造した溶接鋼管は、同該環境で高い耐食性を有し、顧客が要求する製品特性を満足していることから、当該地熱発電設備の二相流管(生産井から二相流を輸送する配管)として採用に至った。

 

 同社グループは、今後もグループの強みを活かした用途拡大に取り組み、顧客のニーズにマッチした商品の提供を通じて脱炭素社会の実現に貢献していく。

 

 

【物件概要(敬称略)】

 ■ 発注 電源開発株式会社

 ■ 設置場所 宮城県大崎市 鬼首地熱発電所 ■運転開始時期 2023年4月予定

 ■ 使用量 NAS 64(SUS329J4L) 溶接鋼管 約 110 トン

 

 

写真

 


(IRuniverse.jp)

 

 

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