丸紅 持続可能で責任あるアルミニウム製品のサプライチェーンを構築
~リオティントとの戦略的業務提携に基づく初の販売契約締結~
丸紅株式会社は、リオティントとの持続可能で責任あるアルミニウム製品を安定的に供給するための戦略的業務提携に基づき、日本の大手輸送機メーカーと初めての販売契約を締結した。
同提携は、丸紅の長年に亘るアルミトレードで築き上げた知見やネットワークと、リオティントが製造する責任あるアルミニウム製品を組み合わせ、日本及びアジア太平洋地域の顧客向けに、カーボンフットプリントの削減、ライフサイクル評価の開示、社会のニーズに対応するための持続可能で強靭なサプライチェーンを構築することを目的としたもの。
今回、リオティントが保有するニュージーランドのアルミニウム製錬所において、再生可能エネルギーを利用して生産した世界初の第三者認証付き低炭素アルミニウム製品ブランドRenewAl™を、原料の生産・供給履歴や温室効果ガス排出量などのESG情報を「見える化」するデジタル技術を使ったトレーサビリティ・プラットフォームであるSTART™を活用し、サプライチェーンや製造工程全体の脱炭素化に取り組む日本の大手輸送機メーカーへ供給する。今後は、RenewAl™とSTART™に加えて、リオティントのAluminium Stewardship Initiative(*)認証材や、丸紅のカーボンクレジット取扱いの知見を活かした独自のカーボンニュートラルアルミニウム地金Neutr-Al™を提供していく。
丸紅は、中期経営戦略「GC2024」において、グリーン戦略を企業価値向上に向けた基本方針の一つと位置付け、脱炭素社会への移行に欠かせないアルミニウム事業をグリーン事業と分類している。同提携を通じて、丸紅とリオティントは、顧客が中長期に渡り、持続可能な責任あるアルミニウム製品を安定的に確保できるよう支援し、アルミニウム業界の脱炭素化に貢献していく。
(*) アルミニウムサプライチェーン全体におけるサステナビリティ取組向上、ESG への貢献を目的とする国際イニシアチブであり、国際アルミニウム協会や欧州アルミニウム協会、アルミニウム生産者や需要家など様々な立場の企業・組織が参画し、2012 年に発足した団体。
<リオティント概要>
本社所在地:英国(ロンドン)
設立:1873年
代表者:ヤコブ スタウショーン(CEO)
事業内容:鉄鉱石、アルミ、銅、クリティカルミネラルズ(重要鉱物)など鉱物資源の開発、生産と加工
ホームページ:https://riotintojapan.com
(IR universe rr)
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