マレーシアの「不純物ゼロ」のスクラップ規制が始まり、輸入スクラップ（紙・プラスチック）に頼っていた企業は、中国のように国内スクラップのみに頼るしか選択肢がなくなり、タイやベトナムなどでは2025年にスクラップの輸入が全面禁止になる可能性が高い。

 

　

塵紙の絶えない在庫と段ボールのリサイクル

 

　マレーシアは、米国から出荷される金属スクラップの海外バイヤーとして急成長している国の一つである。

 

　マレーシア国際貿易産業省(MITI)は、HSコード7204（鉄スクラップ）、7404（銅スクラップ）、7602（アルミスクラップ）の金属スクラップ、紙ゴミの輸入・検査に関する指針を発表した。本指針は、2022年1月10日に施行され、製造目的でマレーシアに持ち込まれるすべての古紙および金属スクラップの輸入、検査、CoA発行に関する要件を規定している。

 

　マレーシアに輸入される全ての金属スクラップと古紙は、検査工程と承認証明書（COA）の発行の対象となる。

 

 

（IRUniverse Marcin）

 

 

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