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グレンコア、イタリア工場をバッテリーのリサイクル向けに転換へ 欧州最大規模に

 スイスの資源大手グレンコアは5月9日、自社ホームページ上で、「イタリア・サルデーニャにある同社の亜鉛工場の一部を、バッテリーのリサイクル工場に転換する」との計画を発表した。実現すれば、バッテリー向け材料のリサイクル品の生産量として欧州最大規模になる見通し。

 

 工場はカナダのバッテリーリサイクル企業であるライ・サイクルと折半出資で共同運営する。リチウム電池のリサイクルに不可欠なリチウム、ニッケル、コバルトを再生する。新工場の処理能力は、ニッケルなどを含む活物質濃縮物(ブラックマス)を年間5万~7万トン程度。両社は2024年半ばまでに共同で実現可能性調査を終え、2026年後半~2027年初頭に新工場の試運転を開始する。

 

 グレンコアのサルデーニャ工場は1929年に稼働を始めた亜鉛の湿式精錬工場。今回の使途転換についてグレンコアは、「(欧州のEVメーカーなど)顧客の物流コストを下げることができ、欧州の経済発展にも寄与できる」と説明した。両社は、グレンコアの資源にライ・サイクルの北米式運営技術を加え、材料となる鉱物資源が有限である一方で急速に需要が拡大しているEV向けバッテリーの再生に取り組むとしている。

 

 

(IRuniverse Kure)

 

 

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