トリケミカル研究所(4369) メモリー向け材料の減産で業績予想を大幅下方修正
2023/09/04 09:49
24/1期1-2Q決算説明会が9月1日に開催(決算発表は8月31日)された。3月決算の企業(4-6月期)よりも先の実績が含まれ先行的な動きが垣間見えるだけにその内容が注目された。しかしメモリー半導体の調整の影響の大きさと主力の高誘電材膜(High-k)で先端メモリー向けの需要の弱さを露呈する格好となった。現在、エッチング材など新規の半導体材料のサンプルワーク中であり、25年からの量産採用に向けて南アルプス事業所の建設を進めている。今24/1期の業績の大幅な下振れで、中期経営計画での収益見通しの軌道修正のリスクも出てきていると推察される。
関連記事
- 2024/05/19 【MIRUウェビナー】半導体・種類別の需要動向 5/22 11時~
- 2024/05/17 2024半導体動向#15 Suppliers 個別状況2 NVIDIA
- 2024/05/17 集積回路プロセッサー輸出入Report#74 DSP輸出 中国向け輸出減少に注目
- 2024/05/17 はんだ輸出入レポート#17輸出入編 輸出V字回復後伸び悩む 輸入減少
- 2024/05/17 日本が先行する半導体製造の新技術 NIL(ナノインプリントリソグラフィ)について
- 2024/05/16 タングステン輸出入Report#92炭化金属輸入 中国からの輸入減 代ってドイツからの輸入増
- 2024/05/16 集積回路輸出入Report#73マイコン輸入 2024年に入っても輸入減少継続
- 2024/05/16 集積回路輸出入Report #72フラッシュメモリ輸出 当面フラッシュメモリ輸出低迷続く
- 2024/05/16 山一電機(6941)24/3期WEB説明会メモ ややポジティブ継続
- 2024/05/15 バルカー(7995)24/3期WEB決算メモ ポジティブからニュートラルに変更