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タンタルの豪GAM、親会社のファンドが売却か 市況の戻りの鈍さが影響?

 オーストラリアのタンタル製造大手グローバル・アドバンスト・メタルズ(Global Advanced Metals、GAM)が売却されるもようだ。Investing.comなどの外電が11月10日までに、同社の親会社である資源ファンドのResource Capital Funds(RCF)がGAMをポートフォリオから外すようだと伝えた。タンタル価格の戻りの鈍さが意識される中、利益を確定したい狙いがあるとみられる。

 

  Investing.comによると、GAMの資産評価額は10億ドル(約1500億円)前後。RCFは9月に鉱山事業などに従事する豪建設エンジニアリング会社のオーセンコをポートフォリオから外したばかり。収益が上がりにくい分野への投資を減らし、利益確定を目指しているとみられる。

 GAMはリチウムの副産物としてのタンタルを生産するが、採掘はリチウム生産企業が行い、GAMとしてはタンタルの抽出・精製だけを請け負うため、「世界で最も低コストのタンタルメーカー」との定評がある。主力鉱山は豪西部のウォッジーナ鉱山とグリーンブッシュ鉱山。米ペンシルバニア州のボイヤータウンや、福島県会津市にも工場を所有する。

 

 一方、タンタル価格は11月10日に仲値1Kg=299ドルを付けた。2023年に入ってからは3月に360ドル台に上げたもののその後は下落基調で、11月の平均価格は前年同月に比べ13%ほど安い水準にある。

 

過去3年間のタンタル価格の推移(99.95%China)($/Kg)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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