2022年のE-waste発生量、6,200万トンに 10年前比82%増 リサイクル率は22.3%――国連
2024/03/22 01:03
国連訓練調査研究所(UNITAR)は2024年3月20日、2022年に発生したE-wasteが10年前に比べて82%増加し、6,200万トンに達したと発表した。40トントラックで換算すると155万台に相当し、赤道一周分になるという。年間発生量は260万トンペースで増えており、30年までにさらに約32%増えて8,200万トンに達する可能性があると試算している。一方、22年に適切に収集・リサイクルされたと記録されているのは、その4分の1(22.3%)未満で、未回収の天然資源価値は620億ドルに達し、世界中のコミュニティに対する汚染リスクが増大しているとも指摘している。
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