中国における銅スクラップ市場現況 銅スクラップの回収・利用と展望
2024/04/30 14:05
一、再生銅原料の生産量と流れ
1、再生銅原料供給量
輸入再生銅原料(銅スクラップ)は、国内業者が海外の荷受業者に対して協議を行うもので、通常、貨物が船積みされた後、欧米では国内に到着するまでに2カ月、東南アジアでは1~2カ月かかる。
中国国内の使用済み廃棄物は主に解体業者を通じて粗解体、精密解体した後、含有銅量の違いに基づき、各種再生銅原料を川下の廃棄物利業者に販売する。国内の再生銅原料の供給、消費は長期的にタイトなバランスを維持し、さらには供給も逼迫しており、国内の使用済み資源の回収量が限られているため、国内の再生銅原料の供給が非常に不足している。
関連記事
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 電子部品輸出入Report#120金属製磁石輸入 2025年輸入量増加
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/13 アルコニックス、埼玉にリサイクル施設用地2万平方メートルを取得
- 2025/06/13 SHFE軟調などでLME亜鉛続落、国内建値6円引き下げ、433円に
- 2025/06/12 三井金属グループの日比共同製錬玉野製錬所、The Copper Mark認証を取得