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中国経済、不動産の苦境一段と 1-4月は9.8%減、消費もふるわず・指標一覧

 中国当局が5月17日に発表した2024年4月の経済指標では、不動産産業の苦境が一段と深まった。1-4月の不動産開発投資は前年同期比9.8%減。小売売上高の伸びも鈍化し、長引く不動産価格の目減りが家庭の消費意欲に及んでいる様子がうかがえる。輸入や工業生産高は回復の兆しがあるものの、全体のムードは暗めだ。

 

 不動産開発投資の減少率は2023年年初に5%台だったのが、ついに2桁を伺う大きさに拡大した。新築住宅の販売額が2024年に入ってから3割近く減っており、開発意欲も進まない。1-4月は固定資産投資の伸びも1-3月の4.5%増から鈍化した。固定資産投資は民間部門は0.3%増とほぼ増えない状態が続いている。

 さらに、4月は小売売上高の伸びが2.3%増と前年売れした2022年末以来の悪い数字となった。消費関連はサービス業の景況感指数も前月から低下。消費者物価指数(CPI)はかろうじて上昇しデフレは免れたものの、銀行融資も減少しており、社会のムードは決して明るいとは言えない。

 救いは輸入がプラスに転じるなど、企業の需要に改善の兆しが見えてきたこと。製造業の景況感指数が好不況の境目である50を2ヵ月連続で上回り、卸売物価指数(PPI)の下落率もやや縮小した。

 

 

2024年4月までの中国の主な経済指標 

(注)単位は新規融資以外は前年同期比増減で%、新規融資は元。不動産開発投資と固定資産投資は年初からの累計)

(中国国家統計局、中国海関、中国汽車工業協会、中国人民銀行などの発表をもとにIR Universeが作成)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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