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シキボウ コットン素材を再利用したバイオプラペレット 「CottResinR」開発

 シキボウ株式会社(代表取締役社長執行役員 尻家正博)は、520日、循環経済への移行およびカーボンニュートラルに向けた取組みとして、従来廃棄されているコットン素材を再利用した バイオマスプラスチックペレット「CottResinR(コットレジン)を開発したと発表した。

 

 

 シキボウ株式会社(代表取締役社長執行役員 尻家正博)は、5月20日、循環経済への移行およびカーボンニュートラルに向けた取組みとして、従来廃棄されているコットン素材を再利用した バイオマスプラスチックペレット「CottResinR」(コットレジン)を開発したと発表した。

 

1.開発の背景

 循環経済への移行およびカーボンニュートラルの達成が求められるなか、繊維業界は大量生産・消費・廃棄のリニアエコノミーの典型となっている。国内の繊維製品の廃棄量は年間約 73 万トンとも言われ、その廃棄物の一部はリサイクルや再利用されているが、 まだ大半が焼却や埋め立て処分されている。

 

 また、プラスチック業界においても、バイオマス化は海外メーカーへの依存が高いことや原料となる食物生産への影響が懸念され、ケミカルリサイクルは環境に対する負荷などの課題がある。

 

 今回、同社は従来廃棄されていたコットン素材をミクロサイズまで細かくし、ポリプロピレン樹脂と混ぜる開発を進める中で、ポリプ ロピレン100%の商品に比べて、物性が向上するデータを得たという。

 

 

 2.CottResinR」の特長 

CottResinR」は、物性のアップにより従来のプラスチック製品はもちろん、より強度や耐久性に優れた成形品が得られると期待される。また、物性のアップは薄肉化にも貢献し、樹脂の使用量削減や軽量化が見込める。

 

 この「CottResinR」の製造技術は、特許出願済み。また、一般社団法人 日本有機資源協会の「バイオマスマーク」を 取得している。

 

3.今後の展開 

CottResinR」は、プラスチックが使用される自動車部品、電化製品、建材などの幅広い用途が想定されます。同社はこの技術を事業化レベルに確立するための取組みを進め、 販売目標は 3 年後 3 億円を目指している。

 

 

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