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中国経済、一段の悪化 1-5月不動産開発投資ついに2ケタ減 景況感や融資も悪い

 中国当局が6月17日までに発表した2024年5月の経済指標では、景気の一段の悪化を示す数値が多かった。1-5月の不動産開発投資は前年同期比10.1%減とついに2ケタの減少率になった。製造業景況感指数(PMI)も5月は好不況の境目となる50を下回った。データが悪かったためか、6月17日は国家統計局の発表も予定時刻から遅れた。

 

 不動産開発投資の減少率は2023年年初に5%台だったのが、ついに2ケタに拡大した。固定資産投資の伸びも鈍化が続き、公共投資での下支えも息切れしつつある。

 消費関連は小売売上高の伸びがやや改善したものの、サービス業の景況感指数が前月から低下。消費者物価指数(CPI)はかろうじて上昇しデフレは免れたが、横ばいにとどまり上昇の兆しも薄い。5月の銀行融資は1兆元超とされていた市場予想よりも少なく、そのためか中国人民銀行は年初からの累計のみで、5月単月の数字は発表しなかった。

 救いは輸出入がプラスを維持し、海外市況が好転していること。卸売物価指数(PPI)の減少率も1%台と、マイナスとはいえ縮小した。

 

2024年5月までの中国の主な経済指標 

(注)単位は新規融資以外は前年同期比増減で%、新規融資は元。不動産開発投資と固定資産投資は年初からの累計)

(中国国家統計局、中国海関、中国汽車工業協会、中国人民銀行などの発表をもとにIR Universeが作成)

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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