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中国4-6月期GDP4.7%増 小売1年半ぶり低水準、不動産も低迷 18日まで3中全会

 中国国家統計局が7月15日に発表した2024年4-6月の実質国内総生産(GDP)は前年同期比4.7%成長だった。成長率は1-3月期の5.3%から鈍化し、中国当局が通年目標とする「5%程度」を下回った。同日までに発表の6月の経済指標も小売売上高が1年半ぶりの低水準に沈むなど、不動産の改善が見込めない中で内需の弱さが目立つ。

 

中国GDPの推移

(出所:中国国家統計局) 

 

 国家統計局はGDP発表をウエブのみで行い、恒例の記者会見を行わなかった。1-6月期のGDPは前年同期比5.0%成長だった。製造業などの第2次産業が5.8%成長したほかは、農業などの第1次産業が3.5%、サービス業などの第3次産業が4.6%と5%以下の成長にとどまった。

 サービス業の不振も顕著だ。6月の小売売上高は前年同月比2.0%の増加と、コロナ禍で上海市がロックダウンされていた2022年12月以来の低水準に沈んだ。サービス業の景況感指数も2024年に入ってからの最低水準に落ち込んだ。輸入がマイナスに転じ、固定資産投資も伸びが鈍化した。不動産開発投資は10.1%の減少と横ばいで、2ケタ減が続いた。

 救いは海外景気が回復していること。輸出は3か月連続でプラスとなった。卸売物価指数(PPI)の下落率も1%いないに縮小した。ただ、新車販売はマイナスに転じ、新規融資も大幅に増えたとはいえ3兆元を上回っていた前年同月の水準には届かなかった。

 

 

2024年6月までの中国の主な経済指標 

(注)単位は新規融資以外は前年同期比増減で%、新規融資は元。不動産開発投資と固定資産投資は年初からの累計)

(中国国家統計局、中国海関、中国汽車工業協会、中国人民銀行などの発表をもとにIR Universeが作成)

 

 中国共産党は7月15日から18日まで、長期的な経済運営方針を決める重要会議「第20回中央委員会第3次全体会議(3中全会)」を開催している。18日に内容をまとめたコミュニケを発表する予定だ。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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