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セルビア・ベオグラード市で廃棄物処理・発電施設を稼働、環境問題解決へ伊藤忠など

 伊藤忠商事は26日、セルビアの首都ベオグラード市での廃棄物処理・発電PPPプロジェクトにおいて、施設建設が完成し、今後25年間にわたって商業運転を開始した、と発表した。2017年9月にベオグラード市政府との間で、同国初となる統合型廃棄物管理システムの開発や建設契約を締結していた。

 

 

 ベオグラード近郊にあるヴィンチャ廃棄物埋立場では、不適切な処理法で廃棄物を埋め立て処理してきたため、約45年間わたって二酸化炭素(CO2)換算で合計約9000万トンの温室効果ガスが排出されてきた。また、漏れ出た汚染水によりドナウ川などに環境汚染をもたらすなどして、社会問題化していたという。

 

 このたび、伊藤忠のほか、フランスの水・環境インフラ大手のヴェオリア社と、再生可能エネルギー分野の実績がある欧州の投資ファンドのマルガリータファンド社とで設立した事業運営会社が、廃棄物処理発電施設を完成させた。この施設は、ベオグラード市全体で排出される一般廃棄物の約7割に相当する年間34万トンを焼却処理する能力を持つ。焼却時に発生するクリーン電力と熱を回収して、同市の世帯数の5%程度である約3万世帯に電力を供給。さらに約6万世帯に熱暖房を提供する。

 

 また、既存の埋立場から発生するメタンガスを活用した発電施設などを稼働させることで、同市の環境問題に包括的に対処することにしている。

 

 伊藤忠は、水関連・廃棄物処理関連のプロジェクトを注力分野の一つに掲げている。現在、ほかにも、英国やアラブ首長国連邦(ドバイ)での廃棄物処理・発電事業や、サウジアラビアでの工業系廃棄物処理事業に参画にしているという。

 

 

(IRuniverse Kogure)

 

 

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