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鉄鉱石輸送の環境負荷軽減へ―商船三井がヴァーレ社向け船舶に風力推進補助装置搭載

ローターセイルを搭載したCamellia Dream

 

 

 商船三井(東京都港区、橋本剛社長)は20日、ブラジルの鉱物資源会社であるVale International SA(ヴァーレ社)との鉄鉱石輸送契約に従事している20万トン級ばら積み船「Camellia Dream」にNorsepower Oy Ltd(ノースパワー社)製の風力推進補助装置「ローターセイル」2基を搭載したと発表した。ローターセイルと航海最適化システムを併用することで、1航海平均で約6~10%の燃料消費量とGHG排出量の削減が見込まれており、鉄鉱石輸送での環境負荷低減が期待される。

 

 

 フィンランドに拠点を置くノースパワー社のローターセイルは、軽量で高強度な複合材料で作られた風力推進補助装置。全自動制御システムを備えており、航行中回転しているローターに風が吹き込み、ローター周りに圧力差が生じることで推進力が増す仕組みだ。商船三井とヴァーレ社によれば、ケープサイズバルカー(10~22万載貨重量トン級のばら積み船)でローターセイルを搭載するのは世界初の取り組みだという。

 

 

 世界最大の鉄鉱石生産量を誇るヴァーレ社は、国際海事機関(IMO)が掲げた国際海運における脱炭素化目標の達成への支援を強化しており、パリ協定の理念に沿ってサプライチェーン排出量についても2035年までに15%削減を目標に掲げている。

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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