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週刊バッテリートピックス 「政府ペロブスカイト電池支援」「米27日から中国産関税上げ」など

 2024年9月16日~9月22日のバッテリー業界では、政府によるペロブスカイト電池への支援が大きな話題だった。一方、海外では米国が9月27日から中国産の電気自動車(EV)向け電池への輸入関税を引き上げる。ヒズボラの通信機器爆発も電池への爆薬搭載が分かり、不穏なムードも漂う。

 

<国内>

●第22回 SMART ENERGY WEEK【秋】開催へ 10月2-4日

 

 

 世界最大級のエネルギー展「第22回 SMART ENERGY WEEK【秋】」が10月2-4日、幕張メッセ(千葉県幕張市)で開催される。水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池などの電池分野を含めたエネルギー技術の出展がある。

 

ホームページ: 【秋展】SMART ENERGY WEEK -スマートエネルギーWeek | World Meets Energy (wsew.jp)

 

●ペロブスカイト電池の政府実験、事業者に積水化学と東電

 

 

 斎藤健経済産業相は9月20日の定例記者会見で、「次世代型太陽電池ペロブスカイト型太陽電池の開発実証を担う事業者として、積水化学工業と東京電力ホールディングスを採択した」と発表した。世界初のメガソーラービルの壁面や、体育館など耐荷重性の低い屋根に設置する実証実験で、政府として技術開発から社会実現まで切れ目なく支援する。

 

プレスリリース:齋藤経済産業大臣の閣議後記者会見の概要 (METI/経済産業省)

 

 政府発表を受け、国立研究開発法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)も同日、実証の詳細を発表した。

 

プレスリリース:グリーンイノベーション基金事業で新たに「次世代型太陽電池実証事業」に着手しました | ニュース | NEDO

 

●レゾナック、黒鉛電極値上げ 供給過剰で製品価格下落

 

 

 レゾナックホールディングスは9月19日、自社ホームページ上で、「黒鉛電極の販売価格を現行から20%以上引き上げる」と発表した。過剰供給に伴う製品価格下落に対応した。

 

関連記事:レゾナックHD:2電極価格の20%以上の値上げを発表 | MIRU (iru-miru.com)

 

●シャープ、亜鉛・空気フローバッテリーの最新開発状況を公表 自社技術展で

 

 

シャープは9月17-18日、有楽町国際フォーラムで、同社の技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」を開催した。亜鉛・空気フローバッテリーの最新開発状況を公表した。

 

関連記事: シャープ、亜鉛・空気フローバッテリー実用化への期待 | MIRU (iru-miru.com)

 

<海外>

●米、27日から中国製品の関税引き上げ 車載電池25%

 米通商代表部(USTR)は9月13日、ホームページ上で、中国からの輸入品の多くについて9月27日から引き上げるとの最終決定を発表した。8月1日からの実施としていたが延期した。

 EV向けバッテリーは現行の7.5%から25%に上げる。EVは現行の4倍の100%。現在は非課税の重要鉱物に25%を課す。鉄鋼・アルミ製品も25%(現行0〜7.5%)に上げる。

 

関連記事:米国の対中関税引き上げ、やはり選挙戦の材料に 27日からEV100%、重要鉱物25% | MIRU (iru-miru.com)

 

●ヒズボラ通信機器爆発、電池に爆薬

 レバノン各地で9月17-20日まで、連日で親イラン民兵組織ヒズボラが所有する通信機器が爆発し、民間人を含む多数の死傷者が出た。通信機器には、ともにペンスリットと呼ばれる高性能爆薬を仕込んだ電池が組み込まれていたことが分かっている。ロイター通信をはじめ複数の外電が9月21日までに伝えた。

 17日に爆発したポケベルは台湾企業が、20日に爆発のトランシーバーには大阪の企業がともに製造元となっていたが、実際の製造はハンガリーの企業が請け負っていたとされる。いずれもイスラエルの関与が強く疑われている。

 

●豪オーストラリアン・バナジウム、自社製VFBが実用化

 

 

 オーストラリアのバナジウム企業オーストラリアン・バナジウム(Australian Vanadium Limited)は9月16日、上場するオーストラリア証券取引所(ASX)で、「自社製のバナジウム電解液を使用したバナジウム・フロー電池(VFB)が、西オーストラリア(WA)州で初めて実用化に成功した)と発表した。

 

関連記事:Australian Vanadium社 自社製電解液を使用したバナジウム・フロー電池の実用化成功 | MIRU (iru-miru.com)

プレスリリース:6d08859b9f0e6b6cd78c3bb60be40fbd (sharelinktechnologies.com)

 

●トルコのカルサン、トヨタと水素電池で協業

 

 

 トルコの大手バスメーカーのカルサンは9月12日、自社ホームページ上で「トヨタ自動車と燃料電池技術に関して提携を締結した」と発表した。 水素電池技術で協業する。

 カルサンはトルコのプルサ県に本拠を置くバスメーカーで、1981年創業の老舗。バスやミニバスなどを生産する。

 

プレスリリース:Groundbreaking Cooperation between Karsan and Toyota Motor Europe in Hydrogen Technology! | Karsan

 

●中国8月の電池輸出額36.5%増 CABIA

 

 

 中国の車載電池業界団体である中国汽車動力電池産業創新連盟(CABIA)がこのほど発表したデータによると、8月の中国の動力電池とその他の電池の合計輸出額は前年同期比36.5%増の16.7ギガワット時(GWh)だった。

 

関連記事:中国の電池輸出額、前年同期比36.5%増の16.7GWh | MIRU (iru-miru.com)

 

(IR Universe Kure)

 

 

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