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循環型社会の実現へ、槙会長が決意表明―家電製品協会50周年記念式典

挨拶をする槙会長

 

 

 家電製品協会は7日、創立50周年記念式典を帝国ホテル東京(東京都千代田区)で開催した。来場者約450人が見守る中、主催者挨拶に登壇した槙公雄会長(ソニー社長)は、これまでの道のりを振り返るとともに、家電産業のさらなる発展と循環型社会の実現へ意欲を示した。また、功労企業に対する表彰も行われ、リサイクル・廃棄物処理事業を展開するリバーらが受賞した。

 

 槙会長は主催者挨拶で、同協会の前身である家電製品等再資源化促進協会設立からの歩みを振り返ったうえで、「製品安全、ユニバーサルデザイン、省エネルギーの推進、消費者の紛争解決支援、家電リサイクルの推進、家庭に関する資格制度の運営など、時代の要請に応える様々な取り組みを展開してきた」と同協会の役割を強調。その長い歩みを支えてきた会員各社や関連団体、消費者に対し感謝を述べた。

 

 また、循環型社会の実現が喫緊の課題であるとしたうえで、「家電製品のライフサイクル全般にわたる多様なステークホルダーとのさらなる連携強化」の必要性を訴えた。挨拶の最後には、「安全で快適な暮らしへの貢献という私どもの理念は、時代が変わろうとも決して揺らぐことはない」と今後の協会運営における強い覚悟を示した。

 

 来賓代表挨拶には、経済産業省商務情報政策局の野原諭局長が登壇。「経済社会の発展に伴う新たな家電製品の開発普及や進展に合わせて、“家電製品の排出”を大きな課題として認識し、その対策にいち早く取り組んでこられた」と同協会の活動を高く評価した。さらには、資源循環社会の実現に向けては、「家電製品協会の役割の重要性がますます高まってくる」とし、政策に対する継続的な協力を求めた。

 

 

 

経済産業省商務情報政策局の野原局長(左)と、表彰を受けるリバーの松岡社長

 

 記念式典の中で実施された功労者表彰では、計6企業・団体が受賞し、リサイクル・廃棄物処理事業を展開するリバーは家電リサイクル事業厚労省を受賞した。「ケミカルリサイクルを含めた高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化に貢献した」ことが評価されたという。リバーの松岡直人社長自ら表彰式に参加し、槙会長から表彰状を受け取った。

 

 また、循環社会の構築に力を注ぐ同協会の姿勢は参加者全員に配布された記念品からも垣間見えた。協会の節目を祝う記念品は廃棄物リサイクル業のHARITAとモメンタムファクトリー・Oriiとのコラボで作成された箸置き。100%リサイクル材を原料に使用し、職人の技でアートへと昇華したアップサイクル品が式典に彩りを添えた。

 

 

 

親交を深める来場者(左)と記念品の箸置き

 

 

(IRuniverse K.Kuribara)

 

 

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