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週刊バッテリートピックス「トランプ関税発動」「大阪・関西万博が開幕」など

 2025年4月7日~4月13日のバッテリー業界は、他の分野と同じくトランプ関税に翻弄された1週間だった。特に電池は米国製をはじめ世界的に材料のほとんどを中国に依存しており、米中の関税の応酬による影響が深刻になると予想される。一方、国内では4月13日に大阪・関西万博が開幕。次世代技術への夢は膨らむ。

 

<国内>

●大阪・関西万博が開幕

 

(出所:大阪・関西万博公式ホームページ)

 

 大阪・関西万博が4月13日、大阪・夢洲で開幕した。水素燃料電池船やペロブスカイト太陽電池の設備利用など、電池関連でも次世代技術が盛り込まれている。10月13日まで。

 

公式サイト:EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

関連記事: 週刊バッテリートピックス 「大阪万博向け水素燃料電池船が完成」「車載電池が不調」など | MIRU

関連記事:経済産業省 伊吹製造産業局局長 年頭所感を公表 | MIRU

 

●福岡市、ペロブスカイト太陽電池を大規模実装

 

市の施設や小学校の体育館の屋根にペロブスカイト太陽電池を設置

(出所:福岡市ホームページ)

 

 福岡市は4月9日、国産ペロブスカイト太陽電池の大規模実装を始めたと発表した。積水ソーラーフィルム(大阪市北区)製の太陽電池を、市や公立小学校の施設の一部に導入した。この規模の実装は国内最大。

 

プレスリリース:250404_PSChappyoannnai.pdf

プレスリリース:250409PSCStart.pdf

 

●東芝、放熱性能2倍の電池モジュール発売

 

 

 東芝は4月8日、自社ホームページ上で、「底板にアルミニウムを採用し、放熱性能を従来モジュールの約2倍に高めたリチウムイオン電池用の新製品を4月中旬以降に順次発売する」と発表した。電気自動車(EV)バスや電動船など大型運輸品への搭載を見込む。

 

プレスリリース: 放熱性能を約2倍に高めた、EVバスや電動船の駆動用電池、定置用途向けリチウムイオン電池SCiB™モジュールの新製品を発売 | ニュース | 東芝

 

●日本触媒、北九州市にリチウム電池電解質の新工場建設へ

 日本触媒(本社:大阪市中央区)は年4 月 7 日、北九州市との間で、リチウム電池電解質(LiFSI、リチウム ビス(フルオロスルホニル)イミド)の新工場設立に関する立地協定を締結したと発表した。

 

関連記事:日本触媒 LIB電解質イオネル®(LiFSI)新工場設立で立地協定を締結 | MIRU

 

<海外>

●米相互関税第2弾発動

 米トランプ政権は4月9日、相互関税の第2弾を発動した。その後の調整、そして中国との関税の応酬などが繰り広げられた。

 

●「2025 SMM鉛・亜鉛会議・産業展示会」が開催 中国・南京

 中国資源メディアの上海有色網(SMM)は4月9-11日、中国・南京市で、国際会議・展示会「2025 SMM鉛・亜鉛会議・産業展示会」を開催した。miru.comからも取材班が訪中した。

 

関連記事:SMM鉛・亜鉛会議・産業展示会 アーカイブ | MIRU

 

●豪電池リサイクルのリビウム、物流のシェンカーと保管などで協業 助成金も

 オーストラリア電池リサイクルのリビウム(Livium.Ltd)は4月9日、国際物流大手のDBシェンカーのオーストラリア部門(Schenker Australia)との間で、バッテリーの保管・再利用で協業すると発表した。同社は4月1日には、西オーストラリア州政府から助成金も得たとも発表していた。

 

関連記事:豪Livium/Envirostream Australia 新バッテリーリサイクル施設建設に向けWA州政府から助成金確保 | MIRU

 

●「Middle East Energy Dubai(MEE)2025」が開催 ドバイ

 

 

 電力と再生可能エネルギーの国際展示会「Middle East Energy Dubai(MEE)2025」が4月7-9日、アラブ首長国連邦のドバイ・ワールド・トレードセンターで開催された。電池企業を含め、約90か国から1600企業・機関が出展した。同様の国際展示会としては中東で最大規模。

 

●「月の砂」から太陽電池を 独ポツダム大が考案

 ドイツ・ポツダム大学の研究チームが、月の表面に堆積した細かい砂「レゴリス」を用いて太陽電池を作る方法を考案した。ライブドアニュースなどが4月7日までに伝えた。

 ペロブスカイト構造を保護するガラスを、レゴリスから作った「ムーンガラス」に置き換える。現在、月面には地球から太陽電池を携帯して使用しているが、エネルギー源を月面での現地調達に置き換えることで、月面調査の大幅なコスト削減につながるという。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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