共進エネルギー 長野県全域対応の太陽光パネル破砕リサイクルサービス開始
~FIT制度終了後の廃棄課題に対応、静音・全自動処理で低コスト引取も実現~
共進エネルギーサービス株式会社(本社:長野県下伊那郡豊丘村、代表取締役:木下 進)は、5月30日、使用済み太陽光パネルを対象とした破砕・再資源化リサイクルサービスを2025年4月より開始したと発表した。同サービスでは、全自動・低騒音の最新破砕機「ガラスわけーるⅢ型システム(株式会社環境保全サービス製)」を導入し、夜間稼働も可能とすることで、低コストでのパネル引取・処理を実現している。対応エリアは長野県全域と近隣県。
https://e-kyoshin.jp/service/solarpanel-recycle/
■共進エネルギーの新サービス
ガラスわけーるⅢ型システム
同社が導入した「ガラスわけーるⅢ型システム(株式会社環境保全サービス製)」は、全自動かつ静音設計の破砕機。ガラス・金属・樹脂などを効率よく分離することで、太陽光パネルを100%再資源化することが可能。中でも、太陽光パネルに含まれるガラスは、独自の破砕・研磨技術により、安全性の高い粒状のリサイクル素材「クリスタルストーン・サンド」として再生される。これはエコマーク認定を受けた製品で、鋭利な角がなく、環境への負荷が少ないことから、防草剤や景観用資材として活用が進んでいる。
このシステムは静音性に優れ、稼働時間の制限を受けにくいため、低コストでの処理を実現している。また、再販やリユースが可能な太陽光パネルについては、買取にも対応しており、廃棄だけでなく再活用も視野に入れた循環型のソリューションを提供する。
■今後の展望
同サービスの開始により、同社はグループ会社も含め、太陽光発電の設計・販売・設置から、修理・メンテナンス、回収・買取、そして破砕・リサイクルまで、一貫して対応可能な体制を確立。つまり、太陽光発電設備の導入から最終処分までの“すべて”をワンストップで対応できる、全国でも数少ない企業の一つとなる。この総合的な対応力は、法人・自治体・一般家庭問わず、多様なニーズに柔軟に応える強みとなると同時に、設備のライフサイクル全体を通じた責任ある再エネ事業の推進を可能にする。
(IR universe rr)
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