レゾナック SBT認定取得に向けコミットメントを表明
~パリ協定に沿った温室効果ガス削減目標を策定し、更なる排出量削減に取り組む~
株式会社レゾナック・ホールディングス(代表取締役社長 CEO:髙橋 秀仁)は、2025年6月30日付で、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減の中長期目標設定を推奨する国際的イニシアチブ「Science Based Targets initiative(以下、SBTi)*1」に対し、コミットメントレターを提出した。8月5日発表した。
これは、サプライチェーン全体(Scope1・2および3)で5~10年先の中長期目標を設定し、2年以内のScience Based Targets認定(SBT認定)取得をコミットするもの。今後、同社はパリ協定の世界平均気温の上昇を1.5℃以下に抑えるシナリオに沿った2030年目標の再設定、および2035年における新規目標設定を行う。
同社は、これまでも2050年カーボンニュートラルに向けて、エネルギー効率の改善、再生可能エネルギーの使用拡大、パートナーとの共創による新技術開発、脱炭素に貢献する製品・サービスの提供などに取り組んできた。石油化学事業を運営するクラサスケミカル株式会社(代表取締役社長:福田浩嗣)が同社からスピンオフを行った後に、新生レゾナックとしてSBT認定を取得し、持続可能な社会の実現を加速させていく。クラサスにおいても、カーボンニュートラルに向けて省エネ施策や低炭素燃料転換はもちろん、CO2分離回収やCCUなどの革新的技術の実装などに今後も取り組んでいく。
*1 Science Based Targets initiative(SBTi):CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、UNGC(国連グローバル・コンパクト)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体によって共同運営されている国際的なイニシアチブ。科学的根拠に基づいた温室効果ガス削減の中長期目標設定を推奨している。
(IR universe rr)
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