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東邦チタニウム:26/3期3Q決算発表、通期見通しを据え置き

2026/02/06 16:51
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東邦チタニウム:26/3期3Q決算発表、通期見通しを据え置き

 2月6日13時、東邦チタニウムは、26/3期3Q決算を発表し、業績見通しを据え置いた。3Q決算なので説明会は無いが、説明資料は作成している。

 

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<26/3期3Q実績>

〇3Q実績(資料2ページ)

 売上高613億円(前年同期比6.8%減)、営業利益29.2億円(同39.2%減)、経常利益31.8億円(同34.4%減)、当期理経20.1億円(同42.0%減)となった。

 なお、1Qより、棚卸資産の評価方法について変更を行っており、前3Q及び25/3期については、遡及適用後の数値で比較分析を行っている。

 

図表1、26/3期3Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

〇セグメント別(資料3ページ)

●金属チタン事業

 金属チタン事業の販売は、米国の大手航空機メーカーであるボーイング社における諸トラブルに起因したサプライチェーン上の調整の影響が継続したことから、航空機向け輸出スポンジチタンの販売は前年同期を下回る水準で推移した。一般産業用途向けの販売については、中国メーカーによる供給過多の影響を受け、前年同期比で減少した。一方、半導体向け高純度チタンについては需要が比較的堅調に推移し、販売量は前年同期を上回る水準となった。

 収益面については、為替変動や市況に連動した価格調整の影響等により、同期間の金属チタン事業は、売上高401億円(同18.5%減)、営業利益30.4億円(同41.6%減)となった。

●触媒事業

 触媒事業の販売は、中国でのポリプロピレン過剰生産を背景とした輸出量の増加の影響により、依然として一部顧客においては触媒需要の回復が遅れているものの、触媒市場全体としては需要の回復傾向を受け、前年同期を上回る水準となった。

 その結果、同期間の触媒事業は、売上高85億円(同15.1%増)、営業利益19.4億円(同18.9%増)となった。

●化学品事業

 化学品事業の販売は、主要製品である超微粉ニッケルにおいて、主な用途である積層セラミックコンデンサ(MLCC)の中国における経済停滞等の影響がおおむね底を打ち、依然として流通在庫調整の影響は残っているものの需要自体は各分野で回復基調にあり、販売量は前年同期を上回る水準となった。

 その結果、同期間の化学品事業は、売上高125億円(同38.4%増)、営業損失▲2.8億円(前年同期は▲6.5億円の損失)となった。

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

 四半期別に各セグメント別の利益率を取ってみると以下の通り。26/3期4Qは会社予想。主力の金属チタンの利益率は堅調に推移している。会社側の想定では販売価格下落もあり利益率が悪化する想定となっている。なお、26年1-12月の契約価格は前年比5%弱の下落になったようだ。触媒の利益率は本来の利益率では無いが20%台をキープしている。ちなみに、同事業は為替影響が大きい。化学品事業は3Qには赤字から脱却し黒転した。会社計画でも4Qは回復すると想定している。ちなみに、化学品事業の営業利益率は、触媒事業に次ぐ利益率が通常の水準。

 

図表2、セグメント別の利益率推移(%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<26/3期通見通し>

 3Q累計の進捗率が、おおむね会社並みで推移しているため、従来見通しを据え置いた。

 

図表2、26/3期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<参考>

図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

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