石炭発電やセメント生産時に使用される一般炭の最近の価格(2/13)は以下の通り。なお、Global Coalのオーストラリアのニューキャッスル港の価格で電力会社やセメントメーカーなどが参考にしている価格。
●一般炭:116.70ドル/トン。先週末比1.0%上昇(2週間ぶり)。前日比0.5%上昇(3日連続)。
図表1、一般炭価格の推移(ドル/トン)

出所:Global CoalよりIRU作成
<ロングバージョン>
図表2、一般炭価格の推移(ドル/トン)

出所:Global CoalよりIRU作成
<コメント>
中国の国家発展改革委員会、国家能源局が、25年4月に通達した「次世代の石炭火力発電のグレードアップ特定行動実施方案(2025-2027年)」を受けて、新型の石炭火力発電所(CO2排出量10-20%削減)の建設が予定されている。同法案では火力発電所を、ベース電源としてでは無く、再生エネルギーの調整やバックアップ電源として使用や、慢性的に電力が不足している地域などで、2027年まで石炭火力発電所の建設が続けられる。ただ、中国では2030年までにCO2排出量を減らす計画があるため、石炭火力発電所建設は一時的な増加になると思われる。ちなみに、中国ではこれまで、建設中のものもあるため、今後、100基以上の石炭火力の稼働予定。なお、中国国内でも「東数西算(沿岸部(西)のデータを、内モンゴルや貴州省など内陸(西)で処理する)」プロジェクトなど、データセンタの建設が予定されており、電力需要の高まりが見込めるため、再生エネルギーだけで、賄えるのかにも注目したい。
(IRuniverse 井上 康)