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週刊バッテリートピックス「AIの電池回収ボックス」「マクセルが宇宙向け全固体電池」など

2026/06/07 14:28
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週刊バッテリートピックス「AIの電池回収ボックス」「マクセルが宇宙向け全固体電池」など

 2026年6月1日~6月7日のバッテリー業界では、多様な企業の電池分野での新たな取り組みが散見された。マクセルが宇宙分野での全固体電池開発に取り組むほか、大日本ダイヤコンサルティングは雪国で太陽電池を実験する。AIを取り入れた電池回収ボックスが綾瀬市に出現。海外では、欧米企業が生産拡大に動いた。

<国内>

●綾瀬市に「アイゴミボックス」 AIで回収電池を分別

 神奈川県綾瀬市は6月1-5日、同市市役所で「AIカメラ」を搭載した電池回収ボックス「「iGomiMBOX(アイゴミボックス)」の実証実験を行った。回収した電池や小型家電をAIを用いて自動分別する。

 

アイゴミボックス

(出所:綾瀬市発表資料)

 

プレスリリース:260526kaiken8.pdf

 

●マクセル、人工衛星向け全固体電池をJAXAと研究 宇部マクセルはリチウムイオン電池向け生産増強

 

 

 電池製造のマクセルは6月4日、自社ホームページ上で、「宇宙航空研究開発機構(JAXA)と人工衛星向けの全固体電池に関する共同研究を始めた」と発表した。宇宙環境下での使用にも耐えうる電池開発を目指す。

 

プレスリリース:00.pdf

 

 一方、化学・機械のUBEは6月3日、自社ホームページ上で、「マクセルとの合弁会社である宇部マクセルが、リチウムイオン電池向けの主要部材の製造設備を増強する」と発表した。2026年完工予定の大阪府堺市の工場内に設備を導入する。2026年度内に第1期、2029年に第2期を着工し、最終的に生産能力の50%増強を目指す。

 

 

プレスリリース:リチウムイオン電池用セパレータ設備増強について | UBE株式会社 - UBE Corporation

 

●パワーエックス、プライム上場へ

 系統用蓄電池事業を展開するパワーエックスは6月3日、「同日開催の執行役会で、東京証券取引所プライム市場への市場区分変更申請に向けた準備を行うことを決議した」と発表した。

 

関連記事:パワーエックス、東証プライム市場への区分変更申請を決議

 

●大日本ダイヤコンサル、新潟県でカルコパイライト型太陽電池を実験 雪国対応

 建設コンサルタント の大日本ダイヤコンサルタント(東京・千代田)は6月2日、自社ホームページ上で、「新潟県妙高市役所で、カルコパイライト型太陽電池の有効性を検証する実証事業を開始した」と発表した。雪国環境下における次世代型太陽電池の有効性を検証する。

 

カルコパイライト型太陽電池の設置の様子

(出所:大日本ダイヤコンサルティング発表資料)

 

プレスリリース:新潟県妙高市役所にて次世代型太陽電池 (カルコパイライト型)の実証事業を開始 | 大日本ダイヤコンサルタント

 

●旭化成、ドイツメーカーが超高出力リチウムイオンLFP電池セルを発売

 

 

 旭化成は6月2日、自社ホームページ上で、同社製の「超高出力リチウムイオンLFP電池セルを、ドイツのメーカーが発売した」と発表した。

 2025年11月にこの技術の使用に関するライセンス契約を結んだドイツの電池メーカーEASバッテリーズ(EAS Batteries、本社:ドイツ テューリンゲン州)が発売した。この電池セルは旭化成が開発した超イオン伝導性電解液技術を用いる。

 

プレスリリース:旭化成の超イオン伝導性電解液技術「Acetolyte™」を採用したEAS Batteries社の超高出力リチウムイオンLFP電池セルが販売開始  

 

●環境省、再エネで実験企業・機関の公募開始

 環境省は6月2日、「令和8年度国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品およびベース素材の全体最適化実証事業」の公募を開始したと発表した。

 

関連記事:環境省 令8国内資源循環体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業(間接補助)の公募開始

 

●HIOKI、EV部品生産ライン向け試験器を発売 欧米基準該当

 

 

 電気計測器のHIOKI(日置電機、本社:長野県上田市)は6月2日、EVバッテリーのセル、モジュール、パックの生産ライン向けにDC耐電圧絶縁抵抗試験器を発売すると発表した。欧州や北米などの安全規格(CE/UKCA/CSA)に対応する。

 

プレスリリース:DC耐電圧絶縁抵抗試験器 ST5680Aを発売 “波形インテリジェンス”を導入したDC耐電圧解析でEVバッテリーの品質・信頼性向上を加速 | HIOKI

 

●伊藤忠など、福岡県で系統用蓄電所を建設へ

 伊藤忠商事は6月1日、三菱地所や東京センチュリーと共同で、福岡県朝倉郡筑前町で系統用蓄電所の建設に着手したと発表した。

 

関連記事:伊藤忠商事、福岡県筑前町で系統用蓄電所事業を共同推進

 

●「JECA FAIR 2026~第74回電設工業展~」開催 5月27-29日

 電設関連の総合展「JECA FAIR 2026~第74回電設工業展~」が5月27-29日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開催された。3日間での来場人数は延べ10万6000人だった。

 

関連記事:泰和電気工業は災害支援、明電舎は塩害対策を訴求―電設工業展でみえた蓄電池戦略

関連記事:電気工事・管理プロセス効率化からみえる深刻な人材不足

ホームページ: JECA FAIR 2026 ~ 第74回電設工業展 ~

 

<海外>

●米SEGソーラー、3か所目の太陽電池工場を建設へ

 

 

 米太陽電池モジュールメーカーのSEGソーラー(SEG Solar、本社:テキサス州ヒューストン)は6月1日、自社ホームページ上で、「ヒューストン都市圏に新工場を建設する」と発表した。同社の米国の太陽電池モジュール工場としては3か所目になる。

 新工場の年産能力は4.6ギガワット(GW)で、2027年3月以前の完工、2027年5月の商業生産を目指す。完工後は同社の米国での太陽光モジュールの年産能力は10.6GWに増加する。

 

プレスリリース:SEG Solar Announces Third U.S. Factory, Becoming Largest Domestic Solar Manufacturer at 10.6 GW Capacity-SEG Solar

 

●スウェーデン電動トラックのスカニア、仏工場を増強へ

 電動トラックを手掛けるスウェーデン重工業のスカニア(Scania)は6月1日、自社ホームページ上で、「フランス・アンジェの電動トラック工場に7000万ユーロを追加投資する」と発表した。気候変動問題への取り組みとして欧州が進める電化交通への移行を支援する。

 

スカニアの電動トラック

(出所:スカニアホームページ)

プレスリリース:Scania strengthens European capacity for electric truck production

Kure

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