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三菱重工―加アルバータ州セメントプラントでCO2回収・貯留システムの調査開始

 

 三菱重工業(MHI)は1月22日、カナダのリーハイセメントなどとセメントプラント向けの二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)システムに関連する案件形成調査を行うことで合意したと発表した。(写真はCCSプラントのイメージ、MHIの公式ホームページから引用)

 

 CCSが温室効果ガス(GHG)の排出を削減する際に重要な役割を担うという共通認識のもと、アルバータ州エドモントンにあるリーハイセメントのセメントプラント向けに同システムの概念設計を行い、セメントプラントの低炭素化を目指すとしている。

 

 三菱重工によると、セメント産業からの総CO2排出量は全世界のCO2排出量の7~8%に相当するという。その内の3分の2(全世界のCO2排出量の約5%相当)は製造工程での化学反応によるもので、プラントのエネルギー効率を向上させたとしても削減することはできないそうだ。

 

 他方、セメントの世界的生産需要は2050年までに12~23%増加すると予想されている。生産需要が増加しているセメント業界でCO2の排出削減は大きな課題である。三菱重工は今回の調査を通じてCO2回収システムの概念設計、見積及び事業性評価・分析を行うことで、セメント業界における課題の解決策につなげたいとしている。

 

(IRuniverse)

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