クラッソーネ、日本パーキングと業務提携、空家解体後の土地活用サポート開始
~変形・狭小・日当たりが悪い空き地の駐車場活用をサポート~
解体工事・外構(エクステリア)工事の一括見積もりWebサービスを運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市、代表取締役:川口 哲平)と、東京建物グループの駐車場事業を担う日本パーキング株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:玉井 克彦、以下「NPC」)は、利用者のさらなる利便性向上を目指し、空家解体から土地活用まで一気通貫でサポートすることを目的に、5月14日より業務提携を開始する。
同社は、解体工事領域で、全国約1,400社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「くらそうね」を運営しており、これまでに累積約6万件以上(※1)の問い合わせ実績がある。
NPCは、東京建物グループの駐車場事業会社として、「NPC24H」ブランドで、時間貸し駐車場を北海道から沖縄まで全国約1,800拠点、74,000車室以上(2021年3月末現在)展開している。通常の平面式コインパーキングだけでなく、自走式立体、機械式タワー、商業施設併設型など、取り扱うタイプは多種多様。顧客にとっていつでも安全で使いやすく、清潔な駐車場を提供している。
昨今「くらそうね」には、空家解体に関する相談が増えており、解体後の土地を駐車場にしたい利用者のニーズに応える解決策を検討してきた。一方、NPCも古屋付き土地の活用を希望する利用者に対し、既存の工事会社では納期やコストが見合わないケースや、エリアにより解体工事の提案ができないという課題があり、解決策を検討してきた。
今回の提携により、「くらそうね」の利用者をNPCに、NPCの利用者を「くらそうね」に、相互に紹介することで、空き家活用や土地活用に関する一気通貫したサービス提供が可能となる。
株式会社クラッソーネ 代表取締役 川口哲平氏コメント
かねてより新事業領域として解体後の土地活用領域への進出を検討しており、この度のNPC様との業務提携を通じサービス拡充が叶ったことを大変嬉しく思っています。両社にとっても良いパートナーシップとなるよう、サービスのブラッシュアップに努めてまいります。
(参考)空き家を取り巻く環境
総務省が令和元年9月30日に発表した平成30年住宅・土地統計調査によれば、全国の空き家は848万戸、全住宅に占める空き家の割合は13.6%となり、過去最高となっています。さらに、2038年には国内の空き家率は現在の2倍強の30.5%(※2)になる可能性があるともいわれ、「空き家問題」として社会課題に挙げられています。一方で、当社が実施した「空き家所有者の意識調査」(※3)によると、空き家放置の理由として「売却や賃貸を希望するが買い手/借り手が見つからない」(43.5%)「活用もしくは処分するにしてもお金がかかる」(30.5%)との声が多く、空き家活用/処分が進まない背景に、空き家の流通性や市場価値が低い「負動産問題」に加え、空き家活用/処分に伴う「コスト問題」により空き家活用が難航する一因になっていると推察します。
(※1)旧サービス「くらそうね解体」の実績含む
(※2)『2040年の住宅市場と課題~長期的展望と新型コロナウイルスによる短期的影響の分析~』野村総合研究所より
(※3)【空き家所有者の意識調査】空き家所有者の約6割は活用を望むも、4割強が「何もしていない」実態が明らかに
(IRuniverse.jp)
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