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BYD 単月販売台数20万台超えでテスラを追い抜く

 BYDが9月に販売した新車は前年比151.2%増の20万1259台だった。同社の単月販売台数が20万台を超えたのは今回が初めて。この業績により、同社の新エネ乗用車の今年の累計販売台数は100万台を超え、117万5321万台に達した。

 

 「現在の主なボトルネックはやはり生産能力だ。現在、同社が手にしている受注はまだ数十万台ある」。9月の業績について、BYDの内部関係者からは「予想はしていた」との声が聞かれ、「今のカギはできるだけ早く生産能力を拡大し、納品を確保すると同時に、できるだけ『質』の成長を重視することだ」との声が聞かれた。

 

 BYDが9月の販売台数を明らかにする前日、テスラは今年第3四半期の納車状況を発表した。これによると、今年第3四半期、テスラの世界累計販売台数は前年同期比3%増の34万3830台だった。同期間、比亜迪の新エネルギー乗用車の累計販売台数は前年同期比187.01%増の53万7164台だった。これは、第3四半期において、BYDが引き続き圧倒的な優位性で世界の新エネルギー車市場をリードし続けていることを意味する。

 

 テスラがモデル3/Yの2車種だけで販売台数のほぼすべてを支えたのに対し、BYDの9月のパフォーマンスは多くの開花の様相を呈している。うち王朝シリーズの漢の9月の販売台数は3万1497台で、累計販売台数は33万台を超えた。唐は1万5058台で、累計38万台超となった。宋は4万6475台で、累計は134万台を超えた。秦は3万9515台で、累計は76万台を超えた。元は2万3503台で、累計は37万台を超えた。シーファミリーでは、シールズが9月に7473台、駆逐艦が9101台、イルカが2万4956台を販売した。

 

 上述した8つの主要製品のうち、漢、唐、イルカを含む他の車種はいずれも順調に推移しているが、7月に発売されたアザラシの販売台数だけは業界にとって大きな落ち込みとなった。BYDのeプラットフォーム3.0技術から生まれたアザラシとして、同社から大きな期待を寄せられていた。しかし、BYD常州工場で生産されたこの新車は生産能力に左右され、9月にBYDにこれ以上の販売台数に貢献できなかった。

 

 全体的に見ると、シールズのパフォーマンスはBYDの生産能力逼迫の縮図となっている。同社は現在、中国国内に深セン市、西安市、長沙市、常州市、撫州市、合肥市、済南市、鄭州市の8大生産拠点を配置しており、総生産能力は300-350万台に達する計画だ。市場関係者の分析によると、生産開始や工場建設の進捗状況などを考慮すると、BYDの今年通年の実質生産能力は170万台になる可能性がある。内訳は10月が20.6万台、11月が21.9万台、12月が24万台だった。

 

 国内市場の需要を満たすだけでなく、今年に入ってからも海外市場に力を入れ続けている。10月3日に明らかになったデータによると、BYDの9月の海外輸出は前月比51.92%増の7736台だった。同社は9月28日、新エネ乗用車の欧州発表会で、欧州市場に参入する第1弾モデルの概況を発表した。第1陣のモデルにはBYDの唐、漢、SUVモデル「ATTO 3」が含まれる。BYDによると、この3車種は10月にフランスのパリモーターショーで正式な販売価格を発表し、年末にはノルウェー、デンマーク、スウェーデン、オランダ、ベルギー、ドイツなど。BYDは今年末までに、フランスと英国の市場もさらに開拓する。

 

 10月を展望すると、あるBYD内部関係者は、新工場の生産能力解放により、現在の生産能力ひっ迫の状況がある程度緩和されるとの見方を示した。また、比亜迪騰勢販売事業部の趙長江総経理によると、騰勢D9は9月30日までに発売38日で2万8千台以上の大口注文を受けた。

 

 

(IRUNIVERSE 趙 嘉瑋)

 

 

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