日本M&Aセンター 新英金属(譲受け企業)とアラエ商会(譲渡企業)のM&Aを支援
愛知の大手鉄スクラップ業の新英金属が関東へ本格進出、年間取扱量100万トンへ
株式会社日本M&Aセンター(以下、日本M&Aセンター / 本社:東京都千代田区 / 代表取締役社長:三宅 卓 / URL:https://www.nihon-ma.co.jp/)は、新英金属株式会社(譲受け企業、愛知県)と株式会社アラエ商会(譲渡企業、東京都)のM&Aを支援した。
【譲受け企業・新英金属株式会社】
URL: https://www.nihon-ma.co.jp/page/interview/shinei/
【譲渡企業・株式会社アラエ商会】
URL:https://www.nihon-ma.co.jp/page/interview/arae/
(左)新英金属株式会社 代表取締役社長 金子 豊久 氏 (右)株式会社アラエ商会 代表取締役 新江 一夫 氏
【譲受け企業・新英金属】「関東進出」を本格的に実現。新たな運搬ルートを確保し年間取扱量100万トンへ
新英金属は、総合リサイクル事業を展開する新英ホールディングスの中核会社として金属リサイクル事業を手掛けている。同社はこれまで、グループとしてM&Aで5社を譲り受けながら事業の多角化を進めてきた。今回のM&Aは、新英金属の関東エリアへの本格的な進出を目的に行われた。関東進出は金子豊久社長が2009年の社長就任時から掲げてきたビジョンで、条件に合った企業に出会えず探し続けていたところ、日本M&Aセンターの仲介で2022年11月にアラエ商会とのM&Aが実現した。
決め手となったのは、アラエ商会が千葉の船橋港まで数分という場所にヤード(置き場所)を構えていたこと。これにより新英金属は関東から中部に鉄を運ぶルートを確保し、年間取扱量を85万トンから100万トンにまで増やしていく予定。
【譲渡企業・アラエ商会】体調不安から譲渡先の決断を急ぐなか、従業員を安心して任せられる企業と出会う
鉃スクラップを買取・販売するアラエ商会は、これまで輸出をメインに事業を行ってきた。創業者の新江一夫社長は後継者不在を理由に70歳を過ぎて会社の譲渡を検討しはじめた。海外企業も含め5社から手が挙がったが、これという決め手がなく悩んでいたところ、新英金属の話が持ち込まれた。当時、偶然にも新英金属との取引の話が進んでいたこともあり、新江社長は譲渡を決めた。業界の大手企業でもあり、従業員を任せられると思えた、とも。
今回のM&Aを振り返って新江社長は、「後継者がいない状況のまま続けていたらアラエ商会はどうなっていたかわかりません。最後は資金繰りに困って倒産していたかもしれない。M&Aという選択は間違っていなかったと思っています」と話す。
新英ホールディングスでは「再生」をテーマに金属リサイクル、運送、介護、質店など、さまざまな事業を展開
船橋港から数分の好立地にあるアラエ商会のヤード
【譲受け企業】
会社名:新英金属株式会社
事業内容:金属スクラップ(鉄・銅・アルミ等)及び雑品の買取・加工・販売、工場解体・設備撤去及び移設
所在地:愛知県安城市
【譲渡企業】
会社名:株式会社アラエ商会
事業内容:鉄スクラップの買取・販売
所在地:東京都江戸川区
【株式会社日本M&Aセンター】
株式会社日本M&Aセンターは、M&A仲介業のリーディングカンパニーとして、「M&A業務を通じて企業の存続と発展に貢献する」ことを企業理念とし、グループ創業以来累計7,500件を超えるM&A支援実績を有している。会計事務所・地域金融機関・メガバンク・証券会社との連携も深めており、事業承継やM&Aに関する相談機会の創出を加速し、マッチングを強化。国内7拠点、海外5拠点(日本M&Aセンターホールディングスの現地法人含む)を構えている。
(IR universe rr)
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