4月下旬におよそ5カ月ぶりに底入れし反発局面入りしていた炭酸リチウム（99.5％、China）市況が、ここにきて1トン31万元超の水準でもみ合っている。中国経済の回復のもたつきぶりが鮮明になる中、買い手側が在庫手当てに慎重な姿勢を見せ始めているためだ。需給実態から見て下振れ余地は限定的だが、上値を追う力強さも欠いている。

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