韓国鉄鋼大手でLiBの正極材製造も行っているポスコ社（POSCO Holding Inc.）と中国電池大手のCNGR(CNGR　Advanced Materials C0.)社は、南韓国の浦項（Pohang）市でニッケル精製とプリカーサ（前駆体）の生産へ1.5兆ウオン(USD11.6億)投資することを発表した。

　ポスコ社の子会社POSCO Future M Co.,は化学、材料の生産会社で、中国CNGR社はニッケル精製とプリカーサのJV共同生産を行う事で、EV120万台の生産に相当する。出資比率は生産＆品目で主要投資家は異なる。

　プリカーサの金額は、正極材のコストの65-70%を占める。

　JV契約式典には、ポスコ社副社長Yoo Byung-ok氏とCNGR会長兼社長Deng Weiming氏が調印式に出席した。ポスコ副社長は、米国のインフレ抑制法下の税クレジットの確保の上で、バッテリー生産を確実にする為に今回のJV事業はバッテリーの2次材料の安定的な供給に貢献すると語った。

(IRUNIVERSE/MIRUcom　Katagiri)

関連記事