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ブラジル、鉱業当局がストライキ 認可付与など一部停止、職員増や待遇改善を要求

 ブラジル国家鉱業庁(ANM)の職員が7月10日~14日の日程でストライキを行っている。職員の30%は残って重要業務を続行しているものの、採掘認可の付与など一部業務は停止しているという。Mining.comなどの外電が7月10日までに伝えた。

 

 報道によると、ストライキは職員数の増加と待遇改善を求めたもの。ANMの職員数は現時点では664人と2010年に比べ半減し、給与も他部署の5割弱に減っているという。ブラジルでは違法な金採掘が横行しているが、これも金鉱山の検査職員が不足していることが背景にあるという。ブルームバーグ通信の7月初旬の報道では、ANMの労働者団体は「貴金属担当は2人しかおらず、部署自体が崩壊に向かっている」と話したとされる。

 

 ブラジルは鉄鉱石をはじめとする資源の豊富な国として知られ、近年はニオブなどのマイナーメタルも含めて採掘業は盛んだ。ただ、2010年代半ばにマイナス成長に陥った後で政府財政は再建途上にあり、鉱業部門への予算は削られてきた面があった。

 報道では、ANMは2021年に2500億レアル(約520億ドル)の利益を生み出し、70億レアルのロイヤルティを支払ったが、実際に検査が実行されたのは1000社のうち1社のみだったとも伝わった。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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