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週刊バッテリートピックス 「国内企業の決算集中」「中国の7月車載電池、リン酸リチウム7割弱」など

 2023年8月7-11日のバッテリー業界では、2024/3月期第一四半期(2023年4へ6月期)の決算集中期とあり業績を発表する企業が相次いだ。世界景気の悪化に伴う自動車市況の落ち込みや資源価格の下落を受けて多くが減益となったが、ここを底に明るい兆しが出てきたとの見方もある。

 

<国内>

●三菱マテリアルは8割の減益

 三菱マテリアルは、8月9日に24/3期1Q決算を発表した。純利益が前年同期比80%減の49億円、売上高は14%減の3626億円だった。

 

<同社の決算説明会サマリ>
〇今1Qの景況感・今後の見通し
自動車市場では、半導体不足が緩和し完成品メーカーが増産を計画するなど需要回復の兆しが出てきた。2Q以降もこの傾向は続く見通し。
半導体市場は、スマートフォンやPCをはじめとする最終需要は依然低迷しているものの、デバイスメーカーでは下落の一途であった需要に底打ちの兆候が出てきている。同社製品についてはサプライチェーンにおける流通在庫の解消までには時間を要し、回復は本年度下期の見通し。
 

関連記事: 三菱マテリアル:24/3期1Q決算説明会を開催 | MIRU (iru-miru.com)

 

●三井金属も減収減益

 三井金属鉱業は8月8日、24/3期1Qの決算を発表した。純利益は88.3%減の25億円、売上高は11%減の1475温円だった。

 

 

関連記事: 三井金属:24/3期1Q決算発表し、電話会議を開催 | MIRU (iru-miru.com)

 

●阪和興業は5割減益、通期見通しも据え置く

 阪和興業は8月8日、24/3期1Qの決算を発表し、通期見通しを据え置いた。

 

 

関連記事: 阪和興業:24/3期決算を発表。業績見通し据え置く | MIRU (iru-miru.com)

 

●住友金属鉱山は増収減益

 住友金属鉱山は8月7日124/3期1Qの決算を発表した。コバルトの減益が足を引っ張った。

 

 

関連記事:住友金属鉱山:24/3期1Q決算発表。業績見通しを上方修正 | MIRU (iru-miru.com)

 

●アルコニックスは大幅減益

 アルコニックスは8月7日、24/3期1Qの決算を発表した。大幅な減収減益だった。

 

 

関連記事: アルコニクス:24/3期1Q決算を発表し業績見通し据え置く | MIRU (iru-miru.com)

 

<海外>

 海外では、大型のモーターショーが開催され、日本企業も参戦した。また、中国の7月の自動車データではリン酸リチウム電池のシェア拡大が露わになった。

 

●ジャカルタでモーターショー、ダイハツなど出展

 インドネシアのジャカルタで東南アジア最大規模のも自動車博覧会である「ガイキンド国際モーターショー2023」が8月10日に開幕した。20日まで開催する。

 過去最多となる約50ブランド(二輪含む)が出展。このうち、ダイハツ工業のインドネシア現地法人「アストラ・ダイハツ・モーター(ADM)」は小型商用バンBEVのコンセプトカー『VIZION-F(ビジョン エフ)』を出展した。

 

●中国の車載バッテリー生産、7月は3割増 リン酸リチウム電池が7割弱占める

 中国汽車工業協会が8月10日に発表した中国の統計データで、車載用電池の生産量は31.0ギガワット時と前年同月比28.9%増えた。このうちリン酸リチウム電池が35.6%増の40.5ギガワット時で全体の66.4%を占め、三元電池は17.2%増の20.4ギガワット時で33.4%を占めた。7月の電気自動車(EV)を含む新エネルギー車の販売は78万台と31.6%増え、既に新車の32.7%は新エネ車となった。

 

 7月の新車販売台数全体は238万7000台と前年同期比1.4%減った。減少は半年ぶり。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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