脱炭素の部屋#133炭素国境調整メカニズム、始動
2023/09/19 09:44
すでに報道等でご承知の方も多いと思いますが、この10月1日から欧州連合(EU)は新しく「炭素国境調整メカニズム(CBAM)」を始動します。これは、EU域内に向けられた物品の輸入に関して、輸出元における公平な炭素コストの負担ができていない場合において、競争環境を公平に保つ目的でEUが新たな賦課金を課すという仕組みです。そうしないと、炭素コストの負担を嫌った事業者が規制の緩い国へと生産設備を移転し、炭素コストを負担せずに製造した製品がEUに流入することにもなりかねない(これをカーボンリーケージと言います)からです。
関連記事
- 2023/12/11 コスモ石油とバンチャック社、SAF輸入に関するフレーム合意書を締結
- 2023/12/11 神鋼環境ソリューション 下水処理におけるカーボンニュートラルの実現へ
- 2023/12/11 CNFは次世代の素材になりえるか 環境省
- 2023/12/09 日本曹達株式会社と三谷産業株式会社 両者のグループ企業が炭素繊維リサイクル事業で協業
- 2023/12/08 千代田化工建設 電源開発社向け CO2 分離回収・圧縮液化設備 FS 業務受注
- 2023/12/08 ミライ化成と日曹金属化学、炭素繊維のリサイクル分野で協業開始
- 2023/12/08 北陸電力 太陽光パネル廃棄ガラス活用ブロック開発(同社技術)〜万博パビリオンで採用
- 2023/12/08 東京製鐵 鉄スクラップ価格改定 全工場で500円上げ
- 2023/12/08 パレットリサイクルの次は「ブルーシート」 J&T環境株式会社
- 2023/12/08 エコプロ2023〜水素・バイオマス‥大から小まで脱炭素企業集合