ようやく?IQOSの再資源化 テラサイクルと共同で フィリップモリスジャパン
たばこメーカーのフィリップモリスジャパンは8月31日、循環ビジネスを手掛けるテラサイクルジャパンと連携し、加熱式たばこデバイス「IQOS」のアップサイクルを行う「IQOSリサイクルプログラム」を開始した。使用しなくなったIQOSデバイスを、同社の公式店舗IQOSストアで回収する。リサイクルプログラムの開始は、同社東アジア・オーストラリア地域において初の試みとなる。
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フィリップモリスジャパンのリリースによると
フィリップ モリス ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、社長:シェリー・ゴー、以下「PMJ」)は、革新的なアイディアで、今までリサイクルが難しいと思われてきたもののリサイクルを実現し、多くの無料リサイクルプログラムを提供しているソーシャルエンタープライズのテラサイクルジャパン合同会社(本社:神奈川県横浜市、代表:エリック・カワバタ、以下「テラサイクルジャパン」)と連携し、使用しなくなった IQOS デバイスのアップサイクルを行う「IQOS リサイクルプログラム」を2023年8月31日(木)より開始いたします。
「IQOS リサイクルプログラム」には、使用しなくなった IQOS デバイスを最寄りの IQOS ストアに設置された回収ボックスに投入するだけで参加が可能です。また、回収されたデバイスの量に応じてテラサイクルポイントが付与されます。
PMJ の親会社であるフィリップ モリス インターナショナル(以下、「PMI」)は、2025年までに PMI の煙の出ない製品の全ユーザーに対して、デバイスと専用たばこスティックの回収プログラムを提供することを目標に掲げています。この目標を達成すべく、これまで他の市場においてもデバイスの回収は行われてきましたが、PMI の東アジア・オーストラリア地域においては、本プログラム発足により日本が初めてアップサイクルを開始する市場となります。PMI は、「作って使って捨てる」経済モデルから資源をより循環させる社会への移行を目指し、製品デザインからサステナビリティの考え方を取り入れていますが、今後は日本においても本プログラムを足がかりに、さらなる環境・社会への負荷低減に努めてまいります。
「IQOS リサイクルプログラム」概要
回収開始日:2023年8月31日(木)
回収場所:全国の IQOS ストア6店舗(札幌、銀座、梅田、心斎橋、広島、福岡)
回収対象製品:IQOS デバイスの各モデル(リルハイブリッドTM※ や充電器やケーブルなどの IQOS 純正アクセサリーも含む)
回収方法:対象製品を回収場所に設置の回収ボックスに投入
テラサイクルポイント:対象製品の回収量に応じポイントが付与されます。個人でポイント取得を希望する場合は、二次元バーコードを読み込むことでテラサイクルポイントを獲得できます。獲得したテラサイクルポイントは、慈善団体などへ寄付をすることなども可能です。
<関係者コメント>
■フィリップ モリス ジャパン社長 シェリー・ゴーよりコメント
「このたび、東アジア・オーストラリア地域初となる『IQOS リサイクルプログラム』の導入を、ここ日本で行えることを喜ばしく思います。『煙のない社会』の実現を目指すとともに、環境負荷をより軽減した製品を販売していくことは重要です。同時に技術革新などにより、使用の機会が失われた製品を回収するだけではなく、それらを資源として活用することは、イノベーションを推進するグローバル企業として果たすべき社会的責任のひとつだと考えています。今後も本プログラムの推進・拡大を図りながら、よりサステナブルなビジネスモデルへと進化するために事業変革を進めてまいります」
■テラサイクルジャパン 代表 エリック・カワバタよりコメント
「このたび、フィリップ モリス ジャパンと協働で、東アジア・オーストラリア地域初となる『IQOSリサイクルプログラム』を日本に導入でき、大変嬉しく思います。日本で IQOS を回収することは、日本における廃プラスチックのマテリアルリサイクル率向上の動きに大きく寄与すると考えております。この先進的なプログラムは、業界の循環型モデルをリードする重要な事例となるでしょう。」
テラサイクルジャパン合同会社
テラサイクルは、「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、現在の複雑化する廃棄物問題に対し、革新的で持続可能なソリューションを開発するソーシャルエンタープライズです。リサイクル・再生資源・リユースを推進するプラットフォームを構築・運営し、世界 21 カ国で活動しています。
(IRUNIVERSE)
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