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シンガポールに硫酸ニッケルの先物取引ボード 世界初で24年春開業、EV向け需要受け

 シンガポールに炭酸ニッケルの取引ボードが誕生する見通しだ。消息筋の情報としてロイター通信が12月8日に伝えた。硫酸ニッケルに特化した商品取引所は世界初で、電気自動車(EV)向け材料の取引需要の高まりに応えたもの。2024年1-3月期にも開業予定という。

 

 現在のロンドン金属取引所(LME)と上海先物取引所の既存のニッケル先物契約は、どちらもクラス1の精錬ニッケルで取引されており、硫酸ニッケルに特化した取引ボードはこれまでなかった。

 ロイターによると、金融ソフトウエア会社アバックス・テクノロジー(Abaxx technology)傘下の商品取引会社が、取引開始日を最終決定しているという。形式としては現物対象の先物決済で、対象商品は売り手から買い手のへの直接配送となりLMEのような配送用の倉庫ネットワークは持たない予定だ。

 

 Abaxxはシンガポールに拠点を置くカナダ株式市場上場の金融ソフトウエア会社。12月7日に自社ホームページ上で、「シンガポール金融管理局(MAS)が傘下の商品取引所に対し、認定市場運営者などのライセンスを付与した」と発表していた。今回の硫酸ニッケルの取引ボードの開設はこのライセンス取得を受けたものとみられる。

 ロイターによると、Abaxxは2023年10月に同紙に対し、硫酸ニッケル、液化天然ガス(LNG)、炭素の3つの先物契約の取引を始めたいと吐露。さらにEV向けバッテリー材料となる他の金属の契約を追加することも目指していると語っていた。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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