JEPLANと大阪ガス、PETケミカルリサイクルで資本業務提携
株式会社JEPLAN(代表取締役 執行役員社長:髙尾 正樹)は、大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原 正隆)と資本業務提携に関する契約を締結した。同提携により、気候変動対策と経済活動を両立できるサーキュラーエコノミー(循環型経済)の促進、並びに持続可能な社会の実現への貢献を目指す。
気候変動対策のため脱炭素社会の実現に向けたテクノロジーが注目される中、JEPLANは独自のポリエチレンテレフタレート(以下「PET」)ケミカルリサイクル技術を有し、廃PETから石油由来と同等品質の原料(PET樹脂)に何度でもリサイクルすることが可能としている。この独自のPETケミカルリサイクル技術を用いながら、企業や自治体との協働し広くサプライチェーンに携わることで「ボトルからボトル」(ペットボトルからペットボトル)や「服から服をつくる」(ポリエステル繊維からポリエステル繊維)に係る資源循環事業を展開し、日本国内で2つの自社ケミカルリサイクルプラントを運用している。現在、グローバルな事業展開も視野に入れてフランスやUAEの企業との取り組みも進めている。
しかしサーキュラーエコノミーの促進、並びに持続可能な社会の実現のためには、技術発展や既存のサプライチェーンを活かした仕組み作りの面などで企業や自治体との協働が重要になる。
今回の提携では、両社それぞれの強みを活かした新たな価値創造を目指し、Daigasグループのエネルギー関連ソリューションを活用したケミカルリサイクル工程のコスト削減やCO2排出量削減ほか、同グループのネットワークを活用した関西圏でのペットボトルや衣類に係る資源循環の推進に取り組んでいく。
締結時の様子:写真左より、JEPLAN 取締役 執行役員会長 岩元氏、大阪ガス 理事 経営企画本部 新規事業開発部長 佐藤氏、JEPLAN 代表取締役 執行役員社長 髙尾氏
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/02/12 出光興産、社長に酒井則明副社長、木藤俊一社長は代表権のある会長に
- 2025/02/12 欧州からの風:2025 February「EU、EV推進にテコ入れ、大企業の輸送手段の電動化へ」
- 2025/02/12 脱炭素の部屋#205 脱炭素に対応すればいくら儲かるのか
- 2025/02/10 住友化学 欧州・化学大手サイエンスコ社LCP(液晶ポリマー)事業買収
- 2025/02/10 環境省 令和6年度先進的な資源循環投資促進事業の二次公募開始
- 2025/02/10 環境省 中環審循環型社会部会廃棄物処理制度小委員会(第1回)開催
- 2025/02/10 環境省 再資源化高度化に関する認定基準検討WG(第2回)開催
- 2025/02/10 続・RPF NOW!② RPF工業会に聞く〜RPFの新利用法、そしてこれから(後)
- 2025/02/10 続・RPF NOW!② RPF工業会に聞く〜RPFの新利用法、そしてこれから(前)
- 2025/02/10 SUMCO(3436) 24/12期決算は想定線、抜本的な生産体制を見直しへ