国城鉱業公司はリチウム、ニオブ、タンタル、ベリリウム、スズを含む年間100万トンの採掘許可を取得した
中国の国城鉱業はこのほど、その重要な出資子会社である48%の株式を保有するマルカン金鑫鉱業有限公司が、天然資源部が発行した生産規模100万トンの『中華人民共和国採掘許可証』(証番号:C1000002023125218000664)を取得したと公告した。この重要な一里塚は金鑫鉱業がリチウム鉱、ニオブ鉱、タンタル鉱、ベリリウム鉱、錫鉱などの資源の採掘で重要な進展を得たことを示し、国城鉱業の未来の発展に新たな一章を開いた。
公告によると、金鑫鉱業はマルカン市地拉秋村に位置し、マルカン党バリチウム輝石鉱山を所有し、鉱区面積は2.8336平方キロメートル、採掘鉱種にはリチウム鉱、ニオブ鉱、タンタル鉱、ベリリウム鉱、錫鉱が含まれ、採掘方法は地下採掘で、生産規模は年間100万トン、採掘許可証の有効期限は2023年12月17日から2053年12月16日までの30年間だ。
2022年9月、国城鉱業は全額出資の子会社である四川国城合融新能源技術開発有限責任公司と北京国城嘉華科技有限公司を通じて、それぞれ4.47億元と4969.73万元で海南国城常青投資パートナーシップ(有限責任組合)の100%のシェアを取得し、国城常青の中核資産は金鑫鉱業の持分の48%となる。
国内の有名な鉱業企業として、国城鉱業は業界で深い実力と影響力を持っている。今回の金鑫鉱業の採掘許可証取得は、その技術力と運営能力を評価するだけでなく、新エネルギー分野における戦略的配置をさらに確認するものだ。世界の新エネルギーに対する需要の日増しに増加し、特にリチウム鉱などの資源の採掘と利用に伴い、金鑫鉱業の将来性は極めて広い。
なお、マルカン金鑫鉱業有限公司は国城鉱業の重要子会社で、48%の株式を保有している。今回の採掘許可証取得は、国城鉱業に著しい経済効果をもたらすことは間違いない。国城鉱業は業界のリーダー企業として、市場の変革と業界の挑戦に対応するために、常にブレークスルーとイノベーションを求めている。一方、金鑫鉱業が採掘許可証を取得したことは、新エネルギー分野での発展に強い原動力を注ぎ込んだことは間違いない。
(趙 嘉瑋)
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