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24年リチウム市況③ 反発局面入り――スポジュメン価格の上昇が要因か!?

 底値圏で一進一退の値動きが続いていたリチウム市況が上値を追い始めた。4日現在、主要指標の炭酸リチウム(99.5%、China)で10万1,500元(仲値)の水準にあり、節目の10万元ラインを超えてきた。足元、実需はいまひとつ盛り上がりを欠いており、原料のスポジュメン価格の値上がりを映したコストプッシュ型の相場展開だが、春先以降の需要回復期待も絡んで、売り急ぎ気配は市場から徐々に消えつつある。5日開幕する中国全国人民代表大会(全人代)で新たな景気対策が明らかになるのか、それも今後の相場展開を占うポイントになる。
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