住友金属鉱山、LIBリサイクルの設備投資へグリーンボンド発行
2024/09/09 22:39 FREE

LIB リサイクルプラント建設予定の東予工場(左)とニッケル工場(右)
住友金属鉱山は9日、リチウムイオン二次電池(LIB)リサイクルに向けた設備投資に充当することを目的にグリーンボンドを発行すると発表した。条件の決定と発行は 10 月を予定しており、調達予定額は100億円。
グリーンボンドとは自然環境改善の取り組みに必要な資金調達のために発行する債券。今回は愛媛県の自社工場内に建設するリサイクルプラントの設備投資に充てる。同プラントでは、使用済みLIBなどから銅、ニッケル、コバルト、リチウムを回収する予定だ。
グリーンボンドの発行支援を行うストラクチャリング・エージェントは大和証券。
同社は今回の社債発行にあたり、国際資本市場協会(ICMA)が定めるグリーンボンド原則(GBP)2021 などに基づき、2022 年9月に策定した「グリーンファイナンス・フレームワーク」を更新した。また、同フレームワークに対する第三者評価として、株式会社日本格付研究所(JCR)より「JCRグリーンファイナンス・フレームワーク評価」の最上位である「Green 1(F)」を取得した。
(IRuniverse K.Kuribara)
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