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週刊バッテリートピックス 「倉元製作所が太陽電池」「GMのEVシェア北米2位に」など

 2024年10月7日~10月14日のバッテリー業界では、大企業や政府筋だけでなく、中小企業の果敢な取り組みが目立った。ケミトックスが全個体電池の研究所を竣工。倉元製作所は主力の液晶ガラス工場を閉鎖してペロブスカイト太陽電池の量産に踏み切った。海外では中国が燃料電池車(FCV)に注力。米ゼネラル・モーターズ(GM)の好調も注目された。

 

<国内>

●倉元製作所、ペロブスカイト太陽電池を量産へ

 

 

 倉元製作所は10月11日、自社ホームページ上で、「液晶ガラス基板の花泉工場(岩手県一関市)の稼働を停止し、一部施設をフィルム型ペロブスカイト太陽電池の量産に充てる」と発表した。ガラス基板は同社の売上高の4割を占める主力事業だが、液晶パネルの需要減少で取引規模が縮小していた。一方で、同社は8月に新規事業としてペロブスカイト太陽電池の生産を発表していた。

 

プレスリリース:20241011.pdf (kuramoto.co.jp)

 

●経産省、カナダとバッテリーサプライチェーンで意見交換

 経済産業省は10月10日、ホームページ上で、同省の野原諭商務情報政策局長が10月9日にカナダを訪問し、イノベーション・科学産業省のメアリー・グレゴリー次官補と、持続可能で信頼性のあるグローバルなバッテリーサプライチェーンの構築に向けた意見交換を行ったと発表した。

 

プレスリリース:経産省、蓄電池関連の投資促進へカナダと局長級対話 | MIRU (iru-miru.com)

 

●日立ハイテクと大分大、固体高分子形燃料電池の長寿命化を研究

 

 

 日立製作所は10月10日、自社ホームページ上で、「大分大学と日立ハイテクが、AI技術を活用した固体高分子形燃料電池の長寿命化に関する研究成果について、『日本化学会秋季事業 第14回 CSJ化学フェスタ2024』で共同発表する」と発表した。日本化学学会は10月23-25に、タワーホール船堀(東京都)で開催予定。

 

プレスリリース:大分大学と日立ハイテクがAI技術を活用した固体高分子形燃料電池の長寿命化に関する研究成果を共同発表 : 日立ハイテク (hitachi-hightech.com)

 

●住友電工、レドックスフロー電池を用いたマイクログリッド実証事業が米国で受賞

 

 

 住友電気工業は10月10日、自社ホームページ上で、「レドックスフロー電池を用いた実配電系統でのマイクログリッド実証事業が米国で『ISGAN Award 2024』を受賞した」と発表した。実験は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同実験で、2015-2021年まで米カリフォルニア州で実施された。実施に当たってはカリフォルニア州政府とカリフォルニア大手電力企業の協力も仰いだ。

 

プレスリリース:米国でのレドックスフロー電池を用いたNEDO実証事業で「ISGAN Award 2024」を受賞 | 住友電工 (sumitomoelectric.com)

 

●日系電池スタートアップの米eraWatt Technology、日本に工場

 米国に拠点を置く日系電池スタートアップのeraWatt Technology Inc.(本社:米カリフォルニア州)は10月8日、PR Timesを通じ。「日本国内の関東近郊に初期量産施設を立ち上げ、2024年9月より量産実証のための稼働を開始した」と発表した。

 

●ケミトックス、全個体電池の研究所が竣工

 ケミトックス(本社 東京都大田区)は10月4日、「全個体電池の研究施設である『北杜甲斐駒先端研究所』の竣工祭を9月30日に実施した」と発表した。

 

関連記事:ケミトックス 全固体電池の研究開発所を竣工 | MIRU (iru-miru.com)

 

●「スマートエネルギーウイーク」が幕張メッセで開催

 

 

 RX Japanは10月2-4日、幕張メッセ(千葉県幕張市)で、水素・燃料電池、二次電池などの技術を展示した大型展示会「スマートエネルギーウイーク」を開催した。3日間の来場者数は延べ3万9000人。IR Universe記者による報告は以下。

 

関連記事:24Mテクノロジー:革新的な半固体LiBでエネルギーの未来を動かす | MIRU (iru-miru.com)

関連記事:万華化学集団電池工業の新規電池事業~第22回 SMART ENERGY WEEK ~ | MIRU (iru-miru.com)

 

<海外>

●中国、FCVの実証1万5000台に

 中国官報である人民日報電子版の日本語版は10月12日、当局関係者の話として、「水素などを燃料とする燃料電池自動車(FCV)の実証規模が1万5000台と過去最大規模に達した」と伝えた。中国では2021年までに、北京市や上海市などの5都市をFCVモデル都市に認定している。

 

●米ハイゾン、200KWの燃料電池システムを量産

 

 

 米国の水素燃料電池システムメーカーであるハイゾンは10月8日、自社ホームページ上で、「200キロワット(kW)の燃料電池システムの量産を開始した」と発表した。イリノイ州の工場で生産し、3交代制で年間700基の燃料電池システムを生産する能力があるとしている。

 同社は重工業の脱炭素化を目指す。9月には200kWクラス8燃料電池電気トラックの量産開始を発表していた。

 

プレスリリース:Hyzon Hyzon Media | Latest news, updates, articles and coverage (hyzonfuelcell.com)

 

●米GM、EVシェアが北米2位に 25年は低コスト化目指す

 

 

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は10月8日、自社ホームページ上で、2025年のEV戦略について概要を示した。同社の電気自動車(EV)市場シェアはライバルのフォードを追い抜いて北米でテスラに次ぐ2位に浮上。一方で、韓国のLGエネルギーソリューションと開発する電池は残しつつ、より低コストな電池調達を増やす方針だ。

 

プレスリリース:GM sees new vehicles and improving EV profitability driving continued growth

 

●米印、重要鉱物などでの橋梁で覚書

 

 

 訪米したインドのピユシュ・ゴヤル貿易相と米国のジーナ・レイモンド商務相は10月3日、重要鉱物を含む多様な分野における協力について覚書を交わした。

 

関連記事:インドは米国と電池の重要鉱物のサプライチェーンを強化する協定を締結 | MIRU (iru-miru.com)

プレスリリース:Secretary Raimondo and Minister Goyal Convene 6th U.S.-India Commercial Dialogue Meeting | U.S. Department of Commerce

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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