三菱マテリアル、リサイクル金属ブランド「REMINE」に4製品追加
2024/12/10 18:44 FREE
三菱マテリアルは10日、非鉄金属製品におけるリサイクル材料の含有率を明示した、国内初となるリサイクル金属ブランド「REMINE」に「電気ビスマス(Bi)」、「Pt(白金)スポンジ」、「Pd(パラジウム)パウダー」、「三酸化タングステン(WO3-5)」の4製品を追加したと発表した。
「REMINE」シリーズは、国際規格ISO14021(JIS Q14021)に準拠してリサイクル材料含有率を算出し、第三者機関(SGSジャパン株式会社)による検証を受けた製品だ。
1月に「電気錫(Sn)」、「電気鉛(Pb)」の販売を開始し、原材料情報の透明性と追跡可能性(トレーサビリティ)が評価されている。
今回追加される製品は、リサイクル材料含有率92.2%以上の「電気ビスマス」、100%の「Ptスポンジ」、「Pdパウダー」、「三酸化タングステン」。「電気ビスマス」は電気電子機器の低融点はんだとして需要があり、「Ptスポンジ」、「Pdパウダー」は自動車の触媒などで使用される。また、電池材料として利用される「三酸化タングステン」は同社の加工事業でも製造している超硬工具などのリサイクル材料を原料としているという。
(IRuniverse G・Mochizuki)
関連記事
- 2025/08/04 半導体向け ソーラー向けのメタルシリコン市況近況 概ね横ばいだが中国の減産で反発機会伺う
- 2025/08/04 レアメタル千夜一夜 第63夜 ~中国とロシアの架け橋を夢見たレアアース原料の世界漂流事件~ Part❶
- 2025/08/04 欧州からの風:July 2025 「ドイツ、遠隔操縦車両の公道走行を認める新規制を制定」
- 2025/08/02 企業価値向上を図るために 三和油化工業のあくなき挑戦
- 2025/08/02 欧州からの風:July 2025 仏ルノーが推進する自動車のサーキュラーエコノミー戦略の現状は?
- 2025/08/01 黒崎播磨:親会社である日本製鉄のTOBを受け、無配に修正
- 2025/08/01 (速報)2025年7月国内新車販売台数 2025年に入って初めて前年同月比マイナスへ
- 2025/08/01 東邦チタニウム:26/3期1Q決算を発表、上期利益見通しを上方修正
- 2025/08/01 二次電池輸出入Report #188リチウムイオン電池輸出 2025年前半輸出額前年比9%増加
- 2025/08/01 炭酸リチウム輸入Report #78 2025年前半輸入増加