三菱ケミカル トナー用ポリエステルレジン事業から撤退
2025/07/28 14:25 FREE
三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、社長:筑本 学)は、7月25日、トナ ー用ポリエステルレジン事業から撤退すると発表した。
1.事業撤退の背景
同社は 1989 年からトナー用ポリエステルレジン事業を展開してきたが、ペーパーレス化やコロナ禍以降の働き方変容に伴う印刷需要の縮小に加え、近年の原料価格高騰や人件費の増加などにより事業の採算は極めて厳しい状況となっている。
このような状況の中、同社は合理化や固定費の削減などに取り組んできたが、取り巻く事業環境を鋭意検討した結果、収益性の改善および将来的な成長は困難であると判断し、 同事業から撤退することを決定した。
2.撤退事業の概要
・対象製品:トナー用ポリエステルレジン「ダイヤクロン TM」 ・製造拠点:東海事業所 愛知地区(愛知県豊橋市牛川通 4-1-2)
3.事業撤退のスケジュール(予定)
・2026 年 3 月末 生産停止
・2026 年6月末 販売終了
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/07/28 エマルションフローテクノロジーズ、ウシオ電機と共同で環境省の実証事業採択へ
- 2025/07/28 横浜ゴム、連結子会社の中国コンベヤベルト生産販売会社を完全子会社化
- 2025/07/28 環境省 令6補正「自動車再生材供給拡大に向けた産官学連携推進事業」二次公募
- 2025/07/28 環境省 産廃に含まれる金属等の検定方法等の一部を改正する告示公布
- 2025/07/28 国内化学薬品PSI実績Report #9水酸化カリウム 2025年需要伸び悩み
- 2025/07/28 アジア合成樹脂市況の近況(No40) 一進一退の動きが続く
- 2025/07/25 経産省、再生プラスチック利用状況の定期報告を要求―関係団体から意見聴取
- 2025/07/25 TBM グローバル展開の戦略拠点として中国に現地法人「腾必梦(上海)国际贸易有限公司」を設立
- 2025/07/25 信越化学工業(4063) 1Qは円高もあり営業減益に、2Q以降は塩ビ市況がカギに
- 2025/07/24 アジアン廃プラマーケットレポート2025年7月 苦境に立たされるアジア樹脂市場