11月11日15時半、三井金属は26/3期2Qの決算を発表し、業績見通しを修正した。その後、同社は決算説明会を開催した模様。説明に使われた資料はこちら。なお、同社は大手証券会社・機関投資家を対象に説明会を開催するようになり、その他は参加できない。
<26/3期2Q実績>
〇概況
亜鉛及び鉛の平均価格は前年同期に比べ下落したが、インジウム、パラジウム及びロジウムの平均価格は上昇した。為替相場は前年同期に比べ円高で推移した。また、半導体市場が堅調であったことから、キャリア付極薄銅箔及び高周波基板用電解銅箔の販売量が増加した。二輪向け排ガス浄化触媒はインド向け需要が低調であったものの、その他の地域は堅調であったことから販売量は前年同期並みとなった。
〇実績
売上高は、前年同期に比べ、161億円(4.6%)増加の3,643億円となった。営業利益は前年同期に比べ、為替や非鉄金属相場の変動に伴う在庫要因が悪化したものの、銅箔の販売量が増加したこと等から、9億円(2.4%)増加の397億円となった。経常利益は前年同期に比べ、営業利益が9億円増加したものの、持分法による投資利益が14億円減少したこと等により、7億円(2.0%)増加の391億円となった。
特別損益においては、関係会社株式売却益22億円、関係会社株式売却損失引当金繰入額188億円等を計上した。加えて、税金費用及び非支配株主に帰属する中間純利益を計上した結果、当期利益は前年同期に比べ、179億円(48.6%)減少の190億円となった。
<セグメント>
〇機能材料セグメント
売上高は前年同期に比べ、銅箔製品の販売量が増加したこと等により、264億円(21.3%)増加の1,505億円となった。経常利益は前年同期に比べ、銅箔製品の販売量が増加したこと等により、67億円(34.4%)増加の264億円となった。
〇金属セグメント
売上高は前年同期に比べ、亜鉛のLME平均価格が下落したものの、貴金属相場が上昇したこと等により、59億円(3.9%)増加の1,612億円となった。経常利益は前年同期に比べ、海外鉱石の調達条件の悪化に加え、為替や非鉄金属相場の変動に伴う在庫要因が悪化したこと等により、58億円(24.1%)減少の184億円となった。
〇自動車部品セグメント
売上高は前年同期に比べ、主要製品であるサイドドアラッチの販売量は前期並みであったものの、在外子会社の本邦通貨への換算レートの影響により、38億円(8.0%)増加の512億円となった。経常損失は前年同期に比べ、販売構成差による好転はあったもののコストの増加等により、3億円損失増加の▲8億円となった。
〇その他セグメント
売上高は前年同期に比べ、一部の子会社の株式を期中に第三者へ譲渡したこと等から、46億円(7.2%)減少の608億円となった。経常利益は前年同期に比べ、主に売上高と同様の要因により、9億円(91.9%)減少の0億円となった。
図表1、26/3期のセグメント別上期の実績(億円)

出所:会社発表資料よりIRU作成
※同社は25年4月1日以降、セグメントを変更している。
<26/3期見通し>
上期実績及び事業環境を加味して見直しを行った。
図表2、26/3期の上期実績と通期見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成
図表3、26/3期のセグメント別通期見通し(億円)

出所:会社発表資料よりIRU作成
(IRuniverse 井上 康)